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【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.21「今年最後のメジャーは予選落ち。ショットの悪さを痛感しました」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!

PHOTO/BKコーポレーション

林間コースで日本にありそうな雰囲気がありました。リンクス名物のポットバンカーはほぼないです。

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PGAツアーチャンピオンズ16戦目は、海外シニアメジャー最終戦「ISPS HANDAシニアオープン(全英シニアオープン)」です。結果は6オーバーの予選敗退。ショットが悪すぎて、スコアに結び付きません。ドライバーもダメでしたし、アプローチも寄らず、全体的によくなかったです。


会場となったサニングデールGCオールドCは、いつもの全英のようなリンクスではなく、林間コースです。風は弱かったですし、リンクスと比べれば、難しくはないはずですが、自分のショットが本当にダメでした。上位陣はスコアを伸ばしていますし、優勝したP・ハリントンは16アンダーですからね。自分が打ちたいボールがまったく打てない状態です。全然違うところにボールが飛んでいったり、当たりがすごく悪かったり……! 打ち出しも球筋も右に行ったり、左に行ったりで、自分でもどうすればいいのか、わからない感じです。

日本にいれば、芹澤師匠のところに行って、いろいろとアドバイスをもらえますが、こちらではそれもできません。日本でやっていたことをマネしてトレーニングや練習もしていますが、なかなか上手くはいきません。日本にいるときは、環境や周りの人たちに支えてもらっていたんだって、すごく感じています。

ツアーを楽しみたい、という思いは今もありますが、結果から見れば、楽しいとは言えないです。ボクはプロですから結果が出せなければ楽しめません。ゴルフが仕事である以上、結果が大事なのは変わらないですからね。今年の海外シニアメジャーのうち全米プロシニア、全米シニアオープン、今回のISPS HANDAシニアオープンはすべて予選落ちです。今の自分のゴルフがよくないんだって改めて実感しました。残り試合はまだあるので、何とか思い通りにボールをコントロールできるようにしたいですね。

ショットが悪すぎました

7/24~27
ISPS HANDAシニアオープン
サニングデールGCオールドC(イングランド)

ドッグレッグがあったり、バンカーが効いているなど、メジャーらしい難度の高さがありました。予選落ちだったので土曜にイングランドを出発し、日曜にはフリスコのレンタルハウスに戻りました

藤田寛之

1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中

週刊ゴルフダイジェスト2025年8月19・26日合併号より