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【ゴルフジム】「ドライバーで球が右に出ることが多いです」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーで球が右に出ることが多い」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/オールデイゴルフ馬橋

教える人/内海大祐

うつみだいすけ。76年生まれ、茨城県出身。その人の体格や筋力などに応じた、理にかなったスウィング構築に定評がある。自身が運営する「オールデイゴルフ馬橋」でレッスン中

<今週のお悩み>
「ドライバーで
球が右に出ることが多いです」

●冨島敦史さん(57歳/身長171cm/ゴルフ歴37年/ベストスコア78/平均スコア93)
スウィング中の左右方向への重心移動が大きく、とくにインパクトでは重心がかなり目標方向に動いている(3コマ目)。大きく動く体に腕の振りや手首のコック、アンコックがついていけないと、いわゆる「振り遅れ」となりフェースは開きやすい

冨島 ドライバーの球筋が不安定で……。左も出ますが、右のほうが多いです。ハンドダウンにして、上体の前傾も深くして構えると何となく真っすぐ飛ぶので、コースではそれでごまかしている感じです。

内海 見たところ、シャフトのしなりをうまく使えていない感じがします。ダウンスウィングでしならせて、しなり戻りを使ってインパクトできると、フェースが勝手にスクエアに戻るので真っすぐ打ち出しやすくなるんです。

冨島 そういわれると、あまりしなりを感じたことはないかもしれません。

シャフトのしなりをほとんど使えていません

ダウンスウィングでシャフトをしならせ、しなり戻りの力を使ってインパクトすると、ヘッドが「走る」状態になり、フェースがスクエアに戻りやすい。腕を固めて、体の回転だけで振るイメージだと、しなり戻りが使えないので、ヘッドが振り遅れやすい

内海 それなら、両足を閉じて立って、クラブを体の前で揺らして、シャフトをしならせてみてください。

冨島 結構、腹筋に力を入れないと、小さい振り幅でシャフトをしならせられないですね。

内海 そのしなり感をなくさないようにしながら、少しずつ振り幅を大きくしていってください。そうすると、しなり戻りでヘッドを走らせてインパクトする感覚がわかると思います。

冨島 意外と手首を使ってビュッと振る感じです。今までは手首はほとんど使わずに、体だけを回すイメージだったから、ヘッドが戻らずにフェースが開いて当たっていたんですね。

内海 手に力が入ると手首は使えなくなることもわかると思います。力を抜いて、手首を使えたほうが結果的にスピードが上がって、インパクトのエネルギー効率もよくなるんですよ。

これで解決!
「手首を柔らかく使って
 シャフトのしなりを活用しよう」

しなりが使えると簡単にヘッドが走る

手首を柔らかく使い、腕を速く振ることでシャフトのしなりが生まれる。ダウンスウィング途中でシャフトがしなっていると、そこから先はシャフト自体がヘッドを走らせてくれる

Drill 1
体の前でクラブを鋭く揺らす

両足を閉じ、体の前でクラブを揺らしてシャフトをしならせる。ごく小さい振り幅でも、体幹部に力を入れて安定させないと、手首を柔らかく使ってシャフトをしならせられないことがわかる

Drill 2
打ってすぐヘッドを引き戻す

手首を使って強くボールを弾くように打ち、すぐにテークバック側にヘッドを引く。ダウンスウィングの時点でシャフトがしなっていないと、打った後に引き戻すのは難しい

週刊ゴルフダイジェスト2024年11月26日号より

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