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【祝・連載500回】「オーイ! とんぼ」読者が選んだ“神回”を発表! 1位に選ばれたのはどのシーン?

2014年から連載がスタートし、今年で丸10年を迎えた「オーイ! とんぼ」が、11月12日発売の週刊ゴルフダイジェストで連載500回を迎えた。500回の中で、読者が最も印象に残っている回は何か。キャラクターの人気投票と合わせて投票結果を発表!

※記事の特性上、多少のネタバレを含みます。ご了承ください

ファンが選んだ“神回”TOP10
ワンツーはやっぱりあのシーン

ウェブサイト「Myゴルフダイジェスト」上で、「オーイ! とんぼ」ファンに最も印象に残っている“神回”を聞いた。1つだけを選ぶのが難しいという声もあり、かなりバラけたが、どれもファンなら納得のシーンばかり。応募総数538の中から、票の多かったトップ10の回をご紹介!

1位 第56話「最後の夏休み」/73票

1位を獲得したのは、第56話「最後の夏休み」。島を出ることを決意したとんぼが、夏休みの作文で思いを綴った回だ。3ページ目以降はセリフがいっさいなく、作文を読む島民たちの表情や回想シーンに作文の文面が散りばめらるという斬新な描写が印象的。

<推しコメント>
「初めて電車の中で泣きました」
「これは反則! タイトルの時点でウルウル来てしまった」
「最後の夏休みの作文。これまでの経緯を思うと、涙なしには読めなかった。いい歳のおじさんだが、電車の中で大粒の涙を流してしまった。何回読み返しても涙が出てくる」
「とんぼが島から出る決意を固め、またイガイガも前に進むきっかけとなった回であり、印象的」
「自分自身も島育ちで、島には高校まではありましたが、島を出る覚悟は一緒だと感じました。また、中学の時にとんぼと同様に7鉄1本でゴルフして遊んでいました」

>>第56話を読む

2位 第62話「じじいと孫」/64票

わずか9票差で2位となったのは、第62話「じじいと孫」。島を出るとんぼに対し、厳しい態度で送り出そうと決めていたゴンじいだったが、最後の最後で感極まり、涙と共に叫んだシーンは涙なしには読めない“神回”。

<推しコメント>
「何度見ても感動! 涙が止まらない!」
「ゴンじいの不器用な愛情に涙でした」
「ゴンじいの優しさが湧き出ているので」
「とんぼの感謝と意志が感じられたから」
「ゴンじいが幼少期のとんぼを思い出すシーン、とんぼからの手紙を読むシーン、お別れのシーン……この回だけで3回泣きました」

>>第62話を読む

3位 第1話「幽霊船と、忘れられた島」/48票

3位は意外にも、第1話「幽霊船と、忘れられた島」。漆黒の海を船が進んでいく冒頭シーンが壮大な物語のスタートを予感させ、とんぼの初登場シーン含め、ゴルフの描写がまったくないにもかかわらず、読み手の印象に強く残っているようだ。

<推しコメント>
「3番アイアンのドラマの始まり」
「イガイガととんぼの出会い。これからの展開に興味が湧いた」
「この出会いがなければとんぼはどうなっていたのかと思うと、とても重要な回だと思った」
「こんな島があるんだと驚いた。私も島に行ってみたい」

>>第1話を読む

4位 第409話「十八番」/25票

4位は第409話「十八番」。アマチュアとしてプロの試合「軽井沢ゴルフレディス」に出場したとんぼが、大混戦を制し優勝を飾ったシーンは、ここまでとんぼを読んできた人にとって、自分の娘や孫が快挙を達成したかのような気持ちになったことだろう。

<推しコメント>
「いろんな困難や想いを乗り越えての初優勝に号泣しました」
「ツアー初優勝。カップインの瞬間はゴンじい同様に泣きました」
「とんぼがお世話になった島のみんなに、軽井沢ゴルフレディスで優勝して恩返しするところ」

>>第409話を読む

5位 第54話「奇祭」/18票

5位にランクインしたのは、第54話「奇祭」。火之島のコースを設計した悪礫島のクタさんを訪ね、1ホールだけの難コースやでこぼこの超高速グリーンを経験。島を出ることを怖がっているとんぼに、クタさんの言葉が強く刺さった。

<推しコメント>
「とんぼが島を出る決意を持った回だから」
「『お前がお前の物語を紡ぎ出していくんだ』クタさんの名言の連続」
「大量のトンボが現れるシーンが幻想的だった」

>>第54話を読む

6位 第224話「コトン」/14票

とんぼも出場した日本女子アマで、つぶらが最後のパットを決め優勝を勝ち取ったシーン。大きな目標に向かって歯車を自分の力で回した姿に脱帽。主人公ではない人物の勝利にもかかわらず、誰もが心の中で拍手を贈ったはず。

<推しコメント>
「背景が真っ白になってパットの音が入るシーン、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡るシーンに、これまでの境遇や努力が思い出されてとても感動した」
「いつ見ても毎度目頭が熱くなる」
「つぶらの努力が報われた瞬間」

>>第224話を読む

7位 第37話「軽トラの父」/13票

7位には、6位に続きつぶらのエピソードがランクイン。娘にゴルフを続けさせるため、寝る間も惜しんで働く父の姿と、それを知ったつぶらの気持ちの変化に心を打たれる名シーン。

<推しコメント>
「つぶらがトッププロを目指す原点のエピソードであり、親を想う気持ちが共感ができるから」
「つぶらのお父さんがかっこいいからです」
「この漫画のライバルのバックボーンを一番最初に描いた回。つぶらの言葉もとても印象的です」

>>第37話を読む

8位T 第337話「縋るもの」/11票

11票を集めた同率8位は、とんぼがお世話になっている有働一家の長女・二子女が悲願のツアー初優勝を果たした場面。優勝スピーチで父への感謝を口にした瞬間、涙腺崩壊させられた人が続出!

<推しコメント>
「親子の絆に感動したから」
「電車の中で涙がポロポロです。二子女と九ちゃんの感動物語」
「最後は父の教えに縋った、というスピーチは感動もんです」

>>第337話を読む

8位T 第36話「停電の夜に」/11話

7位にランクインした第37話の直前の回が同率8位に選出。台風のため避難した開発センターの部屋の中でも日課の練習を怠らないつぶら。「1分間かけて振る」という練習法が参考になったというゴルファーらしい意見も。

<推しコメント>
「夢に向かって直向きに努力する円の生き様に感動した」
「理想のスイングと自身のスイングの差を36話を通じて言葉と画で理解した」
「ゴルフマンガでこんなに真似して練習したのが人生初だから」

>>第36話を読む

10位 第60話「コクッ」/10票

10位には、ダークホース(?)ブンペイの一世一代のプロポーズシーンがランクイン。三枚目キャラのブンペイによる男気あふれるストレートな言葉に、不意打ちのごとく泣かされた人多数。

<推しコメント>
「ゴルフとは直接関係ないけど、島の人達の温かさ、とんぼを支える人たちの関係性が印象に残った」
「まさかブンペイに泣かされるとは……」
「アニメもよかったけど、原作ではさらに感動した」

>>第60話を読む

このほか、九州女子選手権初日に無念の予選落ちとなった島さんに義父が優しい言葉をかけた回(第88話)、同じく九州女子選手権の最終日・最終ホールでエマが魂の1打を放った回(第122話)、トヨタジュニア編で小梅がお風呂で弟の病気について語った回(第261話)、同じくトヨタジュニアで試合後の会見中にとんぼが涙を流した回(第323話)、アジアパシフィック女子アマ最終日、とんぼがつらい知らせを受けながらも気丈にスタートホールに立った回(第486話)など、幅広い回答が寄せられた。

好きなキャラクターTOP10
1位とんぼ、2位イガイガ、3位は…?

続いては、キャラクター人気投票の結果を発表。500回ともなると、登場人物の数も甚大となるため、こちらも3位以下はかなりバラける結果に。果たしてあなたの推しキャラは何位?

1位大井とんぼ290票
2位五十嵐一賀81票
3位安谷屋 円(つぶら)43票
4位大井権三(ゴンじい)30票
5位八木小梅28票
6位クタさん18票
7位有働二子女14票
8位音羽ひのき11票
9位栗須エマ10票
10位安谷屋洋子7票

当然ながらトップは主人公のとんぼ、そしてもう1人の主役といえる五十嵐が2位に。そして3位に入ったのは、とんぼの最大のライバル、つぶら。とんぼとは対照的に明確なビジョンを持ち、自分のプレースタイルを貫き通す姿に多くの人が胸を打たれた。4位は、とんぼの祖父・ゴンじい。厳格に見えながら根はやさしく、とんぼの最大の理解者として納得の得票。

トカラ編から登場しているキャラが上位を占めるなか、5位にはなんと小梅がランクイン。トヨタジュニアの代表メンバーとして登場し(第247話)、小さい体で世界の猛者たちと渡り合ったほか、プロテストでも執念のゴルフを展開。語尾の「ス」もチャームポイントだ。

トップ10以外では、ブンペイ、島さん、鳴寂、キキ、プリン、ゆうな、夏目など、幅広い得票があった。

次から次へと魅力的なキャラクターが登場し、ついつい感情移入してしまう「オーイ! とんぼ」。600話、700話と回を重ねるにつれ、順位も変動していくに違いない。