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【ZOZOチャンピオンシップ】タイガー、松山…マスターズ覇者が躍動した過去5大会を振り返る

日本で行われる唯一のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」が今週、千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野CCで開幕。2019年の第1回以来、日本では今年で5回目の開催となるが、毎年世界のトップ選手が来日。今回は、ビッグネームが名を連ねる歴代優勝者を振り返る。

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Blue Sky Photos、Getty Images、Aflo

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2018年
PGAツアーの新規大会発表
ZOZOが冠スポンサーに

大手ファッション通販サイト「ZOZO TOWN」を運営する「株式会社ZOZO」がPGAツアーの大会タイトルスポンサー契約を締結し、その名を冠した新規大会を翌年からスタートすることを発表。日本でPGAツアーが初めて開催されることになった。契約期間は6年間。記者会見にはJGTO会長(当時)の青木功や松山英樹、ZOZOの社長(当時)前澤友作氏のほかPGAツアーのバイスプレジデントも出席。賞金総額975万ドルのビッグトーナメント開催が国内外で話題に。

2019年
松山英樹、一歩及ばず
タイガーが歴代最多タイ82勝目

その年のマスターズで11年ぶりのメジャー優勝を果たしたタイガー・ウッズやローリー・マキロイなどPGAツアーのトップ選手が来日し、4日間で4万3777人もの観客が来場。タイガーが初日から首位を守り完全優勝を達成。1965年にサム・スニードが記録したPGAツアー最多勝利数に並んだ。3日目を終えて、タイガーに3打差の2位につけていた松山英樹は、その差を縮めることはできず3打差の単独2位でフィニッシュ。マキロイが3位タイに入った。

2020年
コロナにより日本開催断念
米国で行われた無観客試合はパトリック・カントレーが制す

コロナ禍により日本での開催を断念。会場を米国カリフォルニア州・シャーウッドCCに移して無観客で開催。コロナ感染によりアダム・スコットやダスティン・ジョンソンなど選手の欠場が相次ぐなか、3日目を終え首位はジャスティン・トーマス、1打差の2位にジョン・ラーム。しかし、最終日にスコアを伸ばせない2人に対して、トップと3打差から出たパトリック・カントレーが9バーディ、2ボギーの7アンダーで逆転勝利を挙げた。

2021年
最終日の18番に響いた松山英樹の「GO!」
イーグル締めで2年前の雪辱を果たす

2年ぶりに日本で開催されると、同年春のマスターズを制した松山英樹が2日目を終わって単独首位に立つ。3日目も順当にスコアを伸ばして、2位と1打差で最終日を迎える。10番でキャメロン・トリンゲールに逆転を許したものの、11番で再び首位に並ぶと、13番で再逆転。すると18番パー5の2打目を5番ウッドでピン2ヤードにつけるスーパーショットを披露して、イーグル締め。マスターズ王者の強さを日本のファンに見せつけた。

2022年
ファウラー痛恨の逆転負け
ブラッドリーが4年ぶりツアー5勝目

2日目からトップに立ち、4シーズンぶりの勝利に手をかけたリッキー・ファウラーだったが、最終日は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばし切れず。その間、1打差の2位からスタートしたキーガン・ブラッドリーが追い上げ、終盤まで2人の激しい一騎打ちが繰り広げられる。するとブラッドリーは、17番パー4で「人生最高」と自賛したバーディを奪い、その差は2打差に。ファウラーも18番でバーディを奪い意地を見せたものの1打及ばなかった。

2023年
優勝はコリン・モリカワ
石川遼4位タイなど日本人選手も大活躍

最終日、8位タイからスタートした石川遼が8番までに3つバーディを奪い、首位に2打差まで詰め寄る。しかし11番をボギーとすると続く12番では痛恨のダボを叩き優勝争いから脱落。2打差の4位からスタートしたコリン・モリカワが前半で4つ、後半に入っても3つバーディを奪う猛チャージを見せて、終わってみれば2位に6打差をつける圧勝劇。石川のほかにも平田憲聖や久常涼など日本人選手が活躍を見せ、3選手がトップ10入りを果たした。

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週刊ゴルフダイジェスト2024年11月5日号より