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【ギア選びのウソホント】Vol.191 HS40m/s前後のアベレージゴルファーには “ミニドラ”がオススメです

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

テーラーメイドから『バーナーミニドライバー カッパー』、キャロウェイからは『パラダイムAi SMOKE Ti340』と、ヘッド体積がそれぞれ304㏄、340㏄という“ミニドラ”が発表されました。

前回もお話ししましたが、ティーショットで大切な“平均的安定感”を得られるミニドライバーは、さらにHS40m/s前後のアベレージゴルファーには飛距離を伸ばせる可能性の高いクラブだと思います。

いわゆる“高打ち出し&低スピン”が飛ぶ弾道といわれますが、アマチュアのショットデータを分析してみると、ボール初速が60m/s未満の方は、スピン量よりも打ち出し角の高さを確保することが、飛びに最も影響します。打ち出し角を上げるのは、ロフト角だけではないですが、ロフト角が大きければ、打ち出し角を上げられるのは間違いありません。

設定ロフトが11.5度や13.5度といったミニドライバーは、ボール初速60m/s未満、HSでいうと40m/s未満くらいのアベレージゴルファーが高い打ち出し角、安定したスピン量でキャリーを伸ばしていけるクラブだと思います。ヘッドの重心距離、深度も適度で、クラブ長も短めというコントロール性の良さも持つ“ミニドラ”。460㏄のドライバーが苦手、という方は、ぜひ試してほしいですね。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年7月16日号より