桂川有人、河本力…男子ツアーでパター用カーボンシャフト「LA GOLF」が人気の理由とは?
桂川有人や河本力をはじめ、近頃、男子プロの間でカーボンのパターシャフト「LA GOLF(エルエーゴルフ)」が人気となっている。その理由とは?
解説/丸山颯太
PHOTO/Shinji Osawa、Tadashi Anezaki
最近、アイアンだけでなくパターのシャフトもカーボンに移行する選手が増えている。その理由はグリーンにあると丸山颯太コーチは言う。
「グリーンが速くなると、転がる速度を一定に保つため重いヘッドを求めます。するとスチールではしなりの影響で速度に差が出やすいんです。なのでしなりの少ないカーボンが増えてます」
超低トルクでブレをなくす
「LA(エルエー)GOLF」はダスティン・ジョンソンとブライソン・デシャンボーの協力で開発されたもの。そのためPGAツアーではすでに人気だった。日本で最初に使い始めたのは金田直之プロ。
「LA GOLFは振り幅が大きくなるロングパットでも一切しなりがなく、安定感が増しました。最初は周りに“ラゴルフ”って何? って聞かれてました(笑)」(金田)
LA GOLFの特徴は?
●強い強度を誇る「コマザイロンファイバー」を使用
●2.0という超低トルク設計でねじれが少ない
●105gと135gの2種類の重さがある
河本力
チップカットでねじれを抑える
カーボンシャフトの唯一のデメリットは打感が悪くなること。そこで河本はスチールシャフトの先端を切ることでしなり防止と打感をキープしている
桂川有人
「すごく硬いんです」
金田直之
「ロングパットの精度が格段に上がりました」
月刊ゴルフダイジェスト2024年1月号より