気分はプロゴルファー! “プロキャディ”とラウンドできるマッチングサービスが登場
女子ツアー開幕戦をテレビで見て、プロキャディとのあうんの呼吸に感心したという人は少なくないだろう。あの体験が一般ゴルファーでも味わえるプランがある。
倉本昌弘の米シニアツアーへの帯同経験があり、服部道子、古閑美保、諸見里しのぶらのバッグも担いだ渡辺宏之氏が立ち上げたBrassy株式会社のプランがそれ。現在70人ほどのプロキャディが同社に登録しており、場所やコンペなどに応じて、プロキャディを手配する。
「プロキャディはプレーせず、キャディ業に専念します。この機会にプロならではのグリーンのライン読みなどを体験してほしいですね。また、私はキャディ時代、プロゴルファーの手元をよく観察していました。クラブを手渡してほしいタイミングはプロによって違いますから、それを見極めて、スッと渡す。するとプレーのリズムも崩れません」
もちろん、コースを知り尽くしたハウスキャディとコミュニケーションを取りながら回るのも楽しいが、「よしパター」と思ったときに、スッと差し出されると感動はひとしお。ライン読みのコツを教えてもらえば、今後も役立つ。ゴルファーから求められれば、技術的なアドバイスをすることもあるが、スループレーにも慣れた上級者ほどプロキャディの気遣いや技術に驚き、プロゴルファー気分を満喫するという。
また「コースはトーナメント開催のコースで、プロが使用するヤーデージメモを活用。『あのプロはここをこう攻めた』などの裏話も喜んでいただけますね」と渡辺氏。
コロナ禍でプロキャディの仕事が減っている現状、キャディとゴルファーの双方にウィンウィンになるようなマッチングを目指す。渡辺氏の考えに賛同するコースも徐々に増え、プレーフィーを考慮してくれるケースもあるという。
問い合わせはBrassy株式会社(https://www.brassy.co.jp/)へ。
週刊ゴルフダイジェスト2021年3月23日号より