「見た目はシャープなのに飛んで、上がる!」キャロウェイのニュー「APEX PRO」アイアンが北海道でお目見え。女子プロたちの反応は?
北海道開催のニトリレディスとゴルフ5レディスで、キャロウェイの新しい「APEX」シリーズのアイアンが契約プロに配布され、テストが行われた。
PHOTO/Shinji Osawa
「APEX」シリーズと言えば、世界ランク3位のジョン・ラームや東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレが使用(ともにAPEX TCB)していることでも知られている。2016年に誕生してから19年に2代目、21年に3代目がリリースされ、着実にブランドが定着している人気シリーズだ。そして、4代目となる今作は「MB」(マッスルバック)「CB」(キャビティバック)「PRO」の3モデルがラインナップされている。今回ツアー会場にあったのは、このうちの「PRO」のみ。キャロウェイのツアー担当によると、その他のモデルのテストはまだ先になるという。
「PRO」は、3モデルの中で唯一、中空構造のアイアンで、ロフトは立ちすぎていない(7Iで33度)のに、飛距離性能に優れている。実物を見ると、飛び系とは思えないほどシャープな見た目でかっこいい。言われなければ軟鉄鍛造のアイアンと思ってしまうほどだ。そしてなにより、「PRO」というネーミングにアマチュアとしては心を揺さぶられる……。
最初にテストを行っていたのは柏原明日架。前半戦は調子が上がらず予選落ちが続いていたが、ここへきて上位に顔を出すなど、調子は上向き。新しい「APEX PRO」を積極的に打っていた。
「顔がいいですね。中空って聞くと、ちょっと大きさが気になりそうなんですけど、すごくシャープに作られていますね」と、上々の第一印象。実際に打ってみると、さらに評価が上がった様子。
「打感がすごくいい。中空は弾いて、打感が少し硬いイメージがあるんですけど、これは軟らかいですね。球を押す感覚も出るので、操作性もいい。一番驚いたのは高さですね。グリーンで止まる高さが出るので、飛距離だけじゃないって感じです」
現在、5番と6番アイアンで「APEX PRO」(21年モデル)を使用している河本結は、ロングアイアンを中心にテストを行っていた。
「私がロングアイアンに求めているのは、安心感。構えたときの『やさしそう』という安心感と、打ったときの『楽!』という安心感です。だからまずは、見た目をすごく重視しますね。そういう意味では、今使っているものと大きく違わないので、構えた感じは好きです。ソールが少し広くなっているので、より安心感はあると思います。でもこれは、構えたときには見えてきてほしくない部分。幅の広さはボテッとした印象になるので……。それがないので、すごくいいです。そのソールのおかげか、打ったらめちゃくちゃやさしく、球が上がってくれる。もう少し調整すれば、投入できると思います」と、初打ちながら、かなりの手ごたえを感じている様子だった。
今後は上田桃子や木村彩子もテストを行う予定だという。テストの模様は、9月21日発売の月刊ゴルフダイジェスト11月号をチェック!