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【ギア選びのウソホント】Vol.150 あのアダム・スコットもキャビティを使うように

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

さて、またクラブのセッティングについてPGAツアーからネタを拾えたのでお伝えしますね。今回は日本での知名度も高いアダム・スコット選手の話です。

日本でも人気の理由は、なんといっても彼が親日家であり、日本企業とのつながりが強いからです。まず彼が着ているウェアのユニクロ。ユニクロの店舗ではアダムの着用モデルが紹介されています。そしてもうひとつが日本の三浦技研の『Miura Limited Edition AS-1』というオリジナルアイアンを使用していることです。これはかつてのパーソナルモデルのようにアダムの意見が随所に盛り込まれ、三浦技研の技術力があるからこそできたクラブです。

そんなアダムですが、8月の「ウィンダム選手権」でこのパーソナルモデルの長い番手(4、5番アイアン)を、かつて使用していたタイトリスト『620 CB』に変更しました。6番アイアン以下は三浦技研のアイアンなので、いわゆるコンボセッティングにしたのです。基本的にはブレードアイアンを好んで使うアダムも長い番手には寛容性を求める時期に来たということだと思います。見栄を張らず自身に合ったものを選ぶのが大事ということでしょう。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月12日号より