ウェイトを前後に動かせる「ステルス2 プラス」FW。プロはどの位置に設定している?
前後にウェイトをスライドできるのが魅力の「ステルス2プラス」のFWだが、プロたちはウェイトをどこに置いている?
PHOTO/Blue Sky Photos、Hiroaki Arihara
前作よりもつかまる設計
マキロイはウェイトを最も前方に設定して使用している。他の選手たちも前方に設定しているケースが多いが、その理由をクラブデザイナーの松尾好員さんに聞いてみた。
「ヘッドを計測してみると、かなりフラットなライ角で、見た目も逃げ顔。ウェイトを後方にして重心を深くすると、顔の印象と弾道に違和感が出るのではないでしょうか。重心を浅くすることで、操作性も高まるので、弾道の打ち分けもしやすい。だからプロはなるべくウェイトを前めに置いているのでは。軽くすればより操作性は高まりますね」
テーラーメイド
ステルス2プラス FW
ウェイトが前後にスライド!
±2度のロフト・ライ角調整に加えて、ウェイトを前後に調整できる「スライディングウェイト」を初採用。さらにチタンのツイストフェースやカーボンクラウンなどドライバーと同等のテクノロジーを搭載
中島啓太
「前めに置いてスピンを減らしてます」
石坂友宏
「46グラムに替えて鉛も貼って球を上げやすくしました」
ウェイトを50グラムから46グラムに軽くし、前方に設定。トウ側に鉛を貼り、フェースを閉じにくく叩ける仕様に
池村寛世
「軽いウェイトに替えて適度にスピンを増やしてます」
直進性を高める理由からウェイトを前めにし、さらに40グラムに変更。スピン量を減らしている
岩﨑亜久竜
「高さがほしいのでウェイトは真ん中です」
スピンが少なく、球が上がりにくいという理由から、ややウェイトを後方に設定している
月刊ゴルフダイジェスト2023年7月号より
こちらもチェック!
- ローリー・マキロイ、コリン・モリカワ、リッキー・ファウラー、そして世界ランク2位のネリー・コルダが選んだボール、テーラーメイドのTP5シリーズのユーザーがじわじわ増えている。誕生から7年、3代目となる新TP5と新TP5xの実力を追った。 PHOTO/Tomoya Nomura THANKS/千葉銀座カントリークラブ 2017年に初代TP5シリーズが誕生してから……
- 米国男子&女子ツアーで今年に入って多くのトップ選手がドライバーをスイッチ。彼ら彼女らが選んだのは、赤いフェースのカーボンウッドの2代目、テーラーメイド「ステルス2」。鮮やかな赤いリングが印象的なドライバーが早くもツアーで結果を残した! PHOTO/Blue Sky Photos、Getty Images 今年のPGAツア……