【らくトレ】Vol.159 アドレスがピシッと決まる! 猫背解消ストレッチ
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は猫背を解消し、安定した姿勢でスムーズなスウィングができるようになるエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
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メニューNo.159
ボールを背中に当てて腕伸ばし
今回はボールの弾力を利用して胸を大きく反らせるエクササイズを2種類紹介します。ボールがなければ、丸めた座布団などでも代用可能です。ボールを当てる場所は肩甲骨の下あたりです。胸椎が最も丸まっているあたりを目安にします。ただし、胸椎は長さがあるので、1セット目と2セット目でボール位置を変えると胸椎をまんべんなく伸ばすことができます。
エクササイズ1はボールを背中に当てて腕を上下に動かします。3秒かけて真上に上げ、3秒キープしたら、3秒かけて下ろします。それを5往復します。1セットが終わったらボール位置を変え、もう1セット行います。
エクササイズ2は腕を床に沿って左右に動かします。3秒かけて両腕を開きながら頭上まで伸ばし3秒キープ。3秒かけて元に戻します。こちらも5往復したらボール位置を変えます。腰は反らないようにしたいのでひざを曲げた状態にするのがポイントです。
Exercise 1
ボールを背中に当て腕を上下に動かす
仰向けに寝て、背中にボールを当てた姿勢でスタート。そこから3秒かけて両腕を上げ、3秒キープし、3秒かけて頭上に伸ばします。これを5往復行います。終わったらボール位置を少し変えて同じ動きをします。これで合計2セットのエクササイズになります(5往復×2セット)
Exercise 2
ボールを背中に当て腕を左右に動かす
エクササイズ1と同じスタート。1は腕を上下に動かしますが、こちらは左右に動かします。両腕を左右に開きながら3秒かけて頭上まで伸ばし、3秒キープし、3秒かけて元に戻します。これを5往復行います。1セット終わったらボール位置を変えてもう1セット(5往復×2セット)
●ここに効く!
ボールの弾力を使って胸を反らせるエクササイズです。胸が伸びるので背中側は縮みます。胸椎は長いですが、ボール位置を変えることでまんべんなく伸ばします
●どんな効果が?
胸を反らせて背中側を縮めるので猫背が改善されます。姿勢がよくなるとアドレスも安定し、ブレないスウィング軸ができることでスムーズなスウィングが身につきます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2023年5月9・16日合併号より