【ゴルフせんとや生まれけむ】大石まどか<後編>「なぜか靴を忘れちゃう、買い足してもう7足」
ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、 演歌歌手の大石まどか氏。
ラウンドの前日はしっかり準備をしておくタイプです。ゴルフ場も地名は一緒なのに○○カントリークラブと○○ゴルフ俱楽部では場所が違ったりしますから最後までチェック。夏なら、洗面器に水を入れてハッカ油を数滴垂らしハンドタオルを浸して絞って冷凍庫に入れておいたものを2本。同伴者の分も持って行くので8本は用意します。キンキンに凍らせていけば熱中症対策にもなるし、虫除けにもなって喜ばれるじゃないですか。でも、そんな準備までしているのに、肝心のシューズを忘れることがたびたびあって……。何でなのか自分でもよくわからない(笑)。貸靴がないところもあり、コースの売店で買うことになるんですが、少し割高じゃないですか。今、家にゴルフシューズが6~7足はあるので、けっこう散財しちゃったなと(笑)。これ以上は増やさないようにしたいですね。
あと、最近ゴルフ場に行くと若いゴルファーが増えていますよね。若者がゴルフに関心を持ってくれてゴルフ人口が増えるのはすごくいいことなんですけれど、やっぱり最低限のルールやマナーは知っておいたほうがいいですよね。この間、一緒に回った若い子がパットを打つとき、目印にしているのか、グリーン上のカップの先にクラブを置くんです。実は、その子は前に一緒に回ったときも同じことをしていて、ルール違反だなと気になっていたけど言えなかったんですよ。でも、やっぱり教えてあげようと思って、ランチの時にやんわり言ったんですよ。そうしたら「えっ、そうなんですか。知りませんでした。僕の周りのヤツはみんなやってますよ」と。
私も若い頃はわからないことだらけでしたが、教えてくれる先輩がいました。でも、今は初心者同士で回るケースも多いみたいで。するとルールを教えてくれるベテランがいないから、何事もマイペース・マイルールなんですよ。○時スタートというと、その時間にフロントに来る人もいるとか……。でも、苦言ばかり呈していても楽しくないですよね(笑)。最後に私のこれからのゴルフの夢をお話ししましょう。
それはコンスタントに90台が出せるようになりたいということです。ベストスコア94が出たというお話は前回しましたが、実は私にとって「100」はまだひとつの壁で、なかなか切れないんですよ。90台、それも40台と50台ではなくて、40台と40台の90台を出したいですね。そのためには、グリーン周りの行ったり来たりを直さないと(笑)。詢ちゃん(演歌歌手の石原詢子さん)からもそこを指摘されています。私が詢ちゃんとよくラウンドしていることを知っている人からは「一番のライバルは石原さん?」と聞かれますが、とんでもない! あの人は平気で80台を出しますからね(笑)。ライバルというより目標です。
家の近所に1カ月打ち放題で5800円という練習場があって、最近よく行っています。そこでこっそり練習して上手くなって、詢ちゃんに「どうしたの?」って言わせたい。でも、それを今言ったらダメですね。ナイショ、ナイショ(笑)。
大石まどか
72年函館市生まれ。92年「恋のしのび雨」でデビュー。日本歌謡大賞・日本有線大賞・全日本有線放送大賞の新人賞を受賞。デビュー30周年記念曲「ナミダワスレ」をリリースし、2月は東海・関西エリアでキャンペーン。ベストスコア94
週刊ゴルフダイジェスト2023年2月28日号より