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馬場咲希が「東京スポーツ奨励賞」を受賞。今季の活躍を振り返る

8月の全米女子アマを日本人選手として37年ぶりに制した馬場咲希(17歳・高2)が28日、都庁で「東京スポーツ奨励賞」を受賞した。

馬場は東京都日野市出身。本賞は2010年に都が創設し、世界的なスポーツ大会で好成績を収めた都内在住、在学の若手有望選手に贈られる。

濃紺のブレザーにジャージ姿で登場した馬場は、さほど緊張した様子も見せずに表彰式で小池百合子知事と歓談。知事に「ゴルフ以外でやりたいものは?」と聞かれ、「遊園地が好きなので行きたい」と、いまどきの女子高生らしく笑いながら応じた。

今年8月の全米女子アマを日本人として37年ぶりに制し、一躍時の人となった馬場は、父・哲也さんのすすめで5歳からゴルフを始め、8歳になると競技ゴルフの世界へ。「全国小学校ゴルフ選手権」の小学校3~4年女子の部で優勝するも、小中学校時代は「全国大会には出られるけれど、上位に入ったことはなかったです」。

そんな馬場の才能が開花し始めたのは最近のこと。

今年6月、全米女子オープンで日本のアマチュア選手で8年ぶりとなる決勝ラウンドへ進出したことを皮切りに、2週間後には日本女子アマで9位タイ。7月の全米ジュニアでもベスト32に入るなどして、8月1日にはJGAナショナルチームメンバーに追加選考された。

全米女子アマ制覇の2週間後には世界女子アマチーム選手権で団体の部3位タイに貢献している。その後の活躍は周知の通り。

「プロの試合に出場することが今年の目標」と言っていた馬場は今季8試合に出場し、予選落ちはわずか2回。さらに5回のローアマを獲得し、日本女子オープンでは11位タイとポテンシャルの高さを示した。

「もう少し体重を増やして大きくなりたいです」。平均270ヤード近く飛ばし、すでに女子ツアーでも飛ばし屋の部類に入る馬場の大器ぶりは、まだまだ止まらなそうだ。

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月20日号より