【なんでもランキング】Vol.47 日本女子オープンは6839Y!「国内女子ツアーの“総距離”トップ10」
ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング形式で紹介する本連載。今回は、国内女子の試合の“総距離”トップ10をご紹介!
先週の日本女子オープンは国内女子ツアー史上最長となる6839ヤード(パー72)で争われたが、近年、女子トーナメントのヤーデージが延びている。用具の進化により選手の飛距離が伸びているせいもあるだろう。80~90年代は6000ヤード未満の試合もあったが、最近は6500ヤード超えが当たり前。そこで、各大会(パー72)の総距離を調べてみると、やはりここ数年の大会が上位を占めていた。
日本女子オープンのほかにも、5月のブリヂストンレディス、7月のニッポンハムレディス、そして11月開催の伊藤園レディスと、今年の試合がランクイン。また、日本女子オープン、日本女子プロ選手権、サロンパスカップと、難度の高いメジャー競技が6試合ランクインしていた。
総距離が伸びれば、当然、飛距離が出る飛ばし屋に有利に働くと思われるが、これらの試合を制した優勝者のうち、ドライビングディスタンス上位に入るのは勝みなみ(22年日本女子オープン)、原英莉花(20年日本女子オープン)、テレサ・ルー(18年サロンパスカップ)くらい。7月のニッポンハムレディス(歴代2位の6763Y)を制した西村優菜にいたっては平均飛距離230Yと、飛距離上位の選手より20ヤード以上飛ばない。距離が長いからといって単純に飛ばし屋優利とはならないところが、ゴルフの面白さのひとつだろう。
週刊ゴルフダイジェスト2022年10月18日号より