LIVに対抗! PGAツアーの22-23シーズン賞金総額が過去最高の4億ドル超え
PGAツアーが発表した22-23シーズンがすごい。全47試合で賞金総額は過去最高の4億1500万ドル(約557億円)に達する。
LIVゴルフに対抗するためツアーが打ち出したのは、賞金の大幅増額。4億ドルを超える賞金とは別に、ボーナス1億4500万ドル(約194億5000万円)、フェデックスカップのプレーオフシリーズ3試合には7500万ドル(約100億円)が割り当てられている。
対するLIVは来年14試合を開催し、賞金総額は4億500万ドル(約543億円)。これと比べるとPGAツアーの賞金額は、試合数の割には低いが、それでも8つの招待試合(ジェネシス招待、アーノルド・パーマー招待など)は昨年賞金総額1200万ドルだったのが2000万ドル(約27億円)に引き上げられ、優勝すれば3億5000万円。プレーヤーズ選手権も今年からすでに優勝賞金4億円を超えている。
優勝賞金1億円を超えてから、あっという間に4億円レベルに達したのは、競合ツアーがバブルを加速させているから。
来シーズンは年をまたいで開催される最後のシーズンとなり、24年からは1シーズン1年の暦年スケジュールに変更されるほか、プレーオフシリーズはこれまで初戦に125名、2戦目に70名、最終戦のツアー選手権に30名だったのが、来季は最終戦の30名は同じだが、1戦目が70名と大幅に削減され、2戦目で50名に絞られる。
モナハンPGAツアーコミッショナーは「ファンの要望に応え、トップ中のトップが直接対決するイベントスケジュールを組みました。魅力的で素晴らしいドラマを編み出していきます」。
LIVに予選落ちがないことを考慮し、秋には限られたフィールドで予選落ちなしのインターナショナルシリーズ開催も視野に入れている。
月刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より