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【ミズノオープン】S・ビンセントが7打差を大逆転! 日本勢は全英への切符獲得ならず

<~全英への道~ミズノオープン/JFE瀬戸内海GC(岡山)/7348Y・パー72/5月26日〜29日>
PHOTO/Tadashi Anezaki

岡山県のJFE瀬戸内海GCで行われたミズノオープン。首位と7打差の11位タイでスタートしたS・ビンセントが大逆転優勝を果たした。

過去2勝は愛妻・ケーシーさんがキャディを務めたが、この春娘が生まれたばかりのため、今回は別のキャディがバッグを担いだ。愛妻と愛娘に捧げる優勝だった

ミズノオープン最終日、首位と7打差でスタートしたS・ビンセントが7アンダーと大爆発。首位を独走していたA・クウェイルに追いつきプレーオフに突入。18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目、1打目を池に入れてしまったビンセントだったが、4オン1パットのナイスパーセーブで持ち越し。すると2ホール目ではクウェイルが1打目を池に入れてしまう。結果、このホールをクウェイルがボギーとし、パーセーブしたビンセントが優勝。大逆転で日本ツアー3勝目を飾った。

出場権を持たない上位4名に全英オープンへの出場権が与えられる本大会。6打差の7位タイから逆転での出場権獲得を目指した23歳の清水大成だったが、思うように噛み合わず、スコアを1つ落とし6位タイでフィニッシュ。全英の切符を逃した。

清水はミズノオープン開幕前の23日(月)に行われた全米オープン日本地区最終予選に出場。1日36ホールを戦い抜き、1位の杉山知晴、2位の出水田大二郎に続き、岩田寛、トッド・シノットと3位タイで並ぶ。出場権は3人に与えられるため、岩田とシノットと残り1枠を掛けてプレーオフに突入。結果、シノットに敗れて惜しくも出場権を逃した。「早く世界を味わいたい」と、リベンジを誓って挑んだ今大会だったが、あと一歩及ばなかった。

全米OPに続き全英OPの切符もあと一歩のところで逃してしまった清水大成。昨シーズン初シードを獲得したばかりの期待の若手のひとりだ

上位4人は海外勢が独占!

優勝したS・ビンセント、2位のA・クウェイル、3位のB・ケネディ、4位のJ・デロスサントスが全英オープン出場権を獲得

<ミズノオープン 最終成績>

優勝S・ビンセント
(プレーオフ)
-12
2位A・クウェイル-12
3位B・ケネディ-10
4位J・デロスサントス-9
5位T・クロンパ-8
6位T清水大成-7
6位TM・ヘンドリー-7
6位T片山晋呉-7
6位T小林伸太郎-7

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月14日号より