「ゴルフ殿堂」今年は尾崎直道、塩谷育代ら5人が選出。特別賞に松山、稲見、笹生
一般財団法人日本プロゴルフ殿堂は、さる2月1日、今年、新たに殿堂入りする5名の顕彰者を発表した。
表彰は、主に1973年以降(男子ツアー制度施行後)に活躍し、または功績を残したプレーヤーを対象とする「プレーヤー部門」と、それ以前のプレーヤーを対象にした「レジェンド部門」に分かれ、プレーヤー部門では、男子ツアー32勝で賞金王2回の尾崎直道(65)と、女子ツアー20勝で賞金女王2回の塩谷育代(59)の2人が選ばれた。また、レジェンド部門で選ばれたのは、元日本プロゴルフ協会理事長の山本増二郎氏(故人)、同じく同協会副理事長の古賀春之輔氏(故人)、そして70年代に日本ゴルフ界のトップにいた杉本英世、河野高明とともに、世界的スターだったA・パーマー、J・ニクラス、G・プレーヤーのビッグ3になぞらえて「和製ビッグ3」と呼ばれた1人で、国内15勝の安田春雄(79)の3人。
さらに昨年マスターズで優勝した松山英樹(29)、東京オリンピックで銀メダルを獲得した稲見萌寧(22)、全米女子オープンを制した笹生優花(20)に特別賞が授与された。
ちなみにプレーヤー部門のノミネートにあたっては、(1)表彰年度において満45歳以上(JLPGAは除く)、(2)PGA会員、JLPGA会員およびJGTO会員として通算在籍10年以上の2条件を満たした者で、かつ⒜男子レギュラーツアーおよび女子レギュラーツアーの年間賞金ランキング1位を獲得した者、⒝日本プロ、日本オープン、ツアー選手権またはJLPGA公式競技を複数回優勝した者、⒞海外メジャー競技1勝以上の者……など10項目以上の選考基準があり、過去には青木功、樋口久子、岡本綾子、杉原輝雄、中嶋常幸などが選ばれている。プレーヤー部門で選ばれたプロは、まさに一流中の一流、超一流のトッププロといえるだろう。
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月22日号より