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「前進している」タイガーが事故後初めてスウィング映像を公開

今年2月の自動車事故で大ケガを負ったタイガー・ウッズが、事故後初めてスウィング映像を自身のSNSで公開した。

PHOTO/Tadashi Anezaki(写真は2019年ZOZOチャンピオンシップ)

「Making progress(前進している)」というキャプションをつけタイガーが投稿したのは、アイアンでショットを打つ様子。白のポロシャツに白いキャップ、黒のショートパンツ姿のタイガーは、損傷が激しかった右脚を薄手の布で覆いつつも、以前と変わらぬスムーズなスウィングを披露。

インスタなどにアップされたのはワンショットのみの映像だが、飛球線後方には弾道計測器を設置し、半分ほど球がなくなったカゴが。つまりタイガーは練習を再開したということなのだ。

すると、すでに着々と復活のXデーが近づいているのかとネット上は大騒ぎ。たちまち55万を超える「いいね!」がついた。

フロリダに住むご近所さん、J・トーマスは、先頃ポッドキャスト放送のなかで「タイガーはもう1度(奇跡の)カムバックに挑んでいる」と明言しており、「彼は絶対にやる」と断言。今回の映像に関しても「これ、すごく好き」とツイートした。

事故後には松葉杖で歩く姿をSNSに載せたり、つい先日は息子の試合を訪れ、杖などをつかず歩いている姿が目撃された。しかし球を打つ様子が公開されたのは、この11月22日が初めて。

再起不能と囁かれた大事故だけに、8カ月におよぶリハビリは、過去何度も術後の苦悩を味わっているタイガーをして「これまで経験したことがないほどの痛さだった」と語らしめた。精神的な苦悩と肉体的苦痛を乗り越え、ここまで回復したこと自体が驚異的。「競技に戻ることより父親としてのカムバックが、タイガーにとってはもっとも大切なこと」というのはR・ファウラー。しかしファンは、やはりもう一度大舞台で躍動するタイガーの姿が見たい。願わくばメジャーで再び輝いてほしい。

タイガーのスウィング映像がこちら

週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より