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アニカに並んだ! ファウンダーズカップ優勝のコ・ジンヨン、14ラウンド連続60台の大記録

イム・ソンジェが米国男子ツアーを制した裏で、コ・ジンヨンが女子ツアーの「ファウンダーズカップ」で完全優勝。韓国勢がダブル優勝を達成した。

コは初日「63」で飛び出すと、68-69-66で回り、通算18アンダー。4日間トップの座を守って2位に4打差をつけ、ツアー通算10勝目を挙げた。

前週の「ショップライトLPGAクラシック」では、2日目に首位に立ちながら最終日でスコアを伸ばせず、敗北したことがよほど悔しかったようで、「今週は絶対に(前週とは)違う結果にする」とボギーを打たないゴルフを心がけ勝利をものにした。

これでコは14ラウンド連続で60台をマーク。A・ソレンスタムが持つ連続60台のツアー記録に並んだ。「アニカの記録のこともわかっていたし、連覇もかかっていた。完全優勝のチャンスだったので、ものすごくプレッシャーがかかりました」とラウンド後、興奮気味に語った。世界ランク2位の彼女にとって、レジェンドの記録に並ぶのは今回が初めてではない。一昨年はT・ウッズが持つ100ホール連続ノーボギーの記録を破り、114ホール連続という新記録を樹立した。

18年にコがLPGAの新人賞を受賞したときアニカと対面し、「あなたは素晴らしい」と褒められたこともあり、「アニカのような選手になりたいと思ってきました。でも彼女と自分ではメジャーで8勝も差があるし(アニカは10勝、コは2勝)、まだまだです」

しかし、コを尊敬し目標とする選手は少なくない。全米女子オープンを制覇した笹生優花もそのひとり。「本当に彼女はミスをしないんです」と全米でコと同組でプレーしたとき称賛のコメントを口にしている。

今月21日、韓国で開幕するBMW女子選手権でアニカの記録超えを目指す。

笹生優花だけでなく、畑岡奈紗もその強さを絶賛するコ・ジンヨン。まだまだ記録を打ち立ててくれそうだ(写真は東京五輪。PHOTO/KJR)

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月2日号より