【日本オープン】「ナショナルオープンは特別」2年連続2位のノリスが大会最少ストロークで優勝
<日本オープン/琵琶湖CC(滋賀)/6986Y・パー71/10月14日~17日>
2018年、2019年と2年連続日本オープンで2位となっていたショーン・ノリスが、3回目の挑戦でついに優勝。日本オープンの最少ストローク優勝の記録も更新。5月のゴルフパートナー・プロアマ以来となる日本ツアー通算6勝目を挙げた。
PHOTO/Tadashi Anezaki
3日目に7バーディ、ノーボギーの「64」で、後続に5打差をつける18アンダーの単独首位からスタートした南アフリカ出身のショーン・ノリス。これまで2度の2位という日本オープンのプレッシャーからか、前半は前日とは打って変わって我慢のゴルフ。同じ最終組で2位から出た小平智が1番でトリプルボギー、2番でダブルボギー、3、4番で連続ボギーと序盤で大きく崩れると、替わってノリスを猛追したのが池田勇太。10番までに3つのバーディを奪い、一時は首位ノリスを3打差まで追い詰める。
だが、ノリスも「リーダーボードを見て池田選手が追い上げているのがわかり、バーディを取る必要があるとわかった。そこでバーディが取れた」と12番でバーディ、15番でもバーディで逃げる。終わってみれば日本オープンの大会最少ストローク記録を更新する19アンダーで優勝。2017年日本ツアー選手権に次ぐメジャー2勝目を飾った。
「言葉にならない。どんなナショナルオープンでも特別だが、素晴らしい場所で優勝できてうれしい」とノリス。12月には母国のナショナルオープンである南アフリカオープンに参戦予定だという。
10番までに3つのバーディを奪い、首位ノリスを猛追した池田勇太。12番をボギーとするが、続く13番でバーディを奪ってバウンスバック。17番でもバーディを奪い、最後までノリスを追い詰めた。「結果としては、すごく悔しい結果になりましたけど、多くの人に囲まれて打つ幸せを感じました。歓声とか拍手を浴びてプレーするというのは、大変ありがたい4日間だったかなと思います」(池田)
<日本オープン・最終成績>
優勝 | S・ノリス | -19 |
2位 | 池田勇太 | -15 |
3位T | 高山忠洋 | -11 |
3位T | T・クロンパ | -11 |
3位T | 木下稜介 | -11 |
6位 | 石坂友宏 | -10 |
7位T | 清水大成 | -9 |
7位T | 金谷拓実 | -9 |
7位T | T・ペク | -9 |
7位T | 稲森佑貴 | -9 |
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月2日号より