Myゴルフダイジェスト

【ダンロップ・スリクソン福島オープン】木下稜介がプレーオフを制し2試合連続V

<ダンロップ・スリクソン福島オープン/グランディ那須白河GC(福島)/6961Y・パー72/6月24日〜27日>
PHOTO/Hiroaki Arihara

福島県のグランディ那須白河GCで行われたダンロップ・スリクソン福島オープン。選手会長、時松隆光とのプレーオフを制したのは、先日のツアー選手権で初優勝を挙げたばかりの木下稜介。

3週前の「日本ツアー選手権」で初優勝を飾った木下。初優勝からの連勝は、日本人ではツアー初となる快挙。

試合は初日から各選手バーディを量産し、9アンダー、10アンダーのビッグスコアが並ぶ。4日目スタート時点でトップに立っていたのは時松隆光だったが、2位の大岩龍一、石坂友宏とは3打差。まだまだ誰が勝つかわからない状況だ。木下は首位と5打差からのスタートで、さすがに追いつけないかと思っていた半面、「前半ハーフで6アンダーなら追いつけるチャンスはある」と考えていた。

そして、その考えは現実となった。前半9ホールで5連続を含む7バーディを奪い時松を捉えると、11番のバーディでついに単独トップに。最終ホールでバーディを逃し、プレーオフにもつれ込むも、1ホール目で難しい場所から寄せてバーディとし、優勝を手にした。

実は前週にテレビ観戦した「全米オープン」で、P・ミケルソンのロブショットに目を奪われ、研究したという木下。最強レフティの技を手に、3連勝となるか?

3日目までトップに立っていた時松は、これでプレーオフ3連敗。「飛距離もアプローチもパットも……言い出したらキリがない。またやり直します」と前を向いた

プロがプロのキャディ!?

2アンダーと奮わず予選落ちを喫した堀川未来夢。竹安俊也との練習ラウンド中に交わされた「予選落ちたら担いでよ」という冗談が実現してしまった。同期で仲の良い2人ならではな光景だ

<ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終成績>

優勝木下稜介 (プレーオフ)-25
2位時松隆光-25
3位石坂友宏-23
4位T片岡尚之-21
4位T大岩龍一-21
6位T今平周吾-20
6位T近藤智弘-20

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月13日号より