結婚記念日に優勝したユーイング。ディナーに専用ジェットの超好待遇にびっくり!
全米女子オープンに先立って行われた新規大会バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーで優勝したのはアメリカの28歳、アリー・ユーイング。さて、どんな選手?
64人が出場し、グループリーグで16人に絞られ、準々決勝、準決勝、決勝と5日間120ホール以上をプレーしたユーイング。ラスベガスで行われた大会は連日40度近い高温に見舞われ、決勝でメジャーチャンピオンのソフィア・ポポフを2&1の僅差で下すと「疲れ果てました。足がフラフラする」と喜びより先に疲労感をにじませた。
奇しくも決勝戦が行われた5月30日はユーイングにとって結婚1周年の記念日。もちろん夫のチャーリーさんも応援に駆けつけ、生涯忘れられない1日を過ごした。
なにしろ大会後の“ご褒美”がすごかった。主催するバンク・オブ・ホープと会場のMGMリゾートの厚意により、夫婦はロールスロイスに乗って、ショーが行われるリゾート内のパークに移動。彼女が選んだ曲に合わせて噴水が舞い踊る特別なショーを船の上から鑑賞したあと、プライムステーキハウスでのディナーを楽しんだ。
さらに月曜日にはキャディも合流し、全米女子オープンが行われるサンフランシスコまでMGMのプライベートジェットで送り届けてくれるという大サービスを受けた。
「こんな特別待遇を受けられるなんて。主催者は素晴らしい大会を開催してくれました」と、思わぬ形で最高の結婚記念日を祝ったユーイングは感激しきり。
10歳のとき家族の影響でゴルフを始め、アマチュア時代からプロの試合に招待されるなど地元(ミシシッピ)では有名人。22歳で初めて出た予選会で上位に入り、16年からレギュラーツアーで活躍。初優勝まで5年かかったが、今季は予選落ちがなく現在世界ランク15位につけ米国勢5番手に。今後注目を集める存在になりそうだ。
週刊ゴルフダイジェスト2021年6月22日号より