国内メジャーの最年長優勝は50歳の谷口徹。では女子メジャーは? 日本の最年長記録あれこれ
ミケルソンの記録が話題だが、日本ツアーでのさまざまな最年長記録を調べてみると……。
男子メジャー優勝は、18年日本プロでの谷口徹の50歳92日。ツアー競技では、尾崎将司が55歳241日で02年全日空オープンを制した。ただし、ツアー制度が施行された73年以前では、戸田藤一郎が56歳280日で71年関西プロを制している。
予選通過記録を見ると、メジャーは10年日本プロの尾崎将司の63歳112日。ツアー競技は06年つるやオープンの杉原輝雄で68歳311日だ。杉原には、中日クラウンズにおける同一大会51年連続出場という偉業もある。最年長出場は、メジャーが19年日本ゴルフツアー選手権における尾崎将司の72歳133日。ツアーでは青木功が74歳239日で17年中日クラウンズに臨んだ。
シニアツアーではそれほど珍しくもないエージシュートも、レギュラーとなると話は別。尾崎は13年つるやオープンで史上初のエージシューターになった。66歳にして、1イーグル9バーディ2ボギーの62(パー71)という猛チャージを見せた。
一方の女子は、メジャーVが97年日本女子オープンの岡本綾子で46歳88日。ツアーでは、95年大王製紙エリエール女子オープンで50歳312日の岡田美智子が勝利し、後にギネス世界記録に認定された。
女子プロ1期生としてツアー10勝を誇る岡田だが、特筆すべきが選手生命の長さだ。メジャーが02年日本女子プロを57歳245日、ツアーは同年SANKYOレディースを57歳274日で最年長予選通過。ツアー最年長出場は森口祐子で、14年ダイキンオーキッドレディスの58歳328日。
岡田は76歳の今も45歳以上の女子プロによるレジェンズツアーに参戦中。今年4月の太陽生命 元気・長生きカップでは最終日に74で回り、女子ツアー史上初のエージシュートを成し遂げた。
週刊ゴルフダイジェスト2021年6月15日号より