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アスリート長者番付トップ10が発表。昨年8位のタイガーは?

フォーブス誌恒例の「アスリート長者番付(トップ100)」は毎年6月ごろ発表されるが、それに先駆け「トップ10」がリリースされた。これが少々異変ありで……。

まず1位が、常連のロジャー・フェデラー(テニス)、リオネル・メッシ(サッカー)、クリスティアーノ・ロナウド(サッカー)のいずれでもなく、総合格闘家のコナー・マクレガー(アイルランド)なる選手であること。「知らない」という人もいるだろうが、彼の1年の収入は、1億8000万ドル(約197億円)だ。しかし、彼の場合、本業の格闘技で稼いだ金ではなく、自身の手がけていたウィスキーブランドの株式売却益によるもの。調子に乗った(?)マクレガーは「マンチェスター・ユナイテッド(超名門サッカーチーム)を買おうかな」とうそぶくほど。

そして大きな“異変”が、このトップ10にタイガー・ウッズの名前がないこと。タイガーは昨年は8位でゴルフ界トップ。2000年~2012年、2013年に1位に輝いている同ランクの顔。2007年、2008年はライバル、フィル・ミケルソンも3位で、ゴルファーが上位にランクインするのが当然だった。しかし、ほかの競技と同様、コロナ禍による試合の中止などで、賞金として得られる金額はどの選手も減少。ただ、このランキングには賞金以外の収入も加算されるため、マクレガーのように競技外での収入が多い人が上位にきている。

かつて、ある野球選手は「グラウンドにはゼニが落ちている」と言ったが、ゼニはグラウンドやコースの外にもかなり落ちているようだ。

かつては最も稼ぐスポーツ選手だったが、今年の順位は果たして?(PHOTO/Kiyoshi Iwai)

アスリート長者番付トップ10

1コナー・マクレガー格闘家
2リオネル・メッシサッカー
3クリスティアーノ・ロナウドサッカー
4ダック・プレスコットアメフト
5レブロン・ジェームズバスケット
6ネイマールサッカー
7ロジャー・フェデラーテニス
8ルイス・ハミルトンF1
9トム・ブレイディアメフト
10ケビン・デュラントバスケット

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月8日号より