ついに国内女子ツアー開幕! 百花繚乱のメンバーから“推し”を選ぶならどの選手?【山を動かす】
山を動かす
ついに国内女子ツアー開幕! 百花繚乱のメンバーから、あなたの“推し”を選ぶとしたら? 国内・海外ツアーを問わず、識者、ゴルフファンの意見を聞いてみた。
PHOTO/姉﨑正、岡沢裕行、有原裕晶、大澤進二
● 私の今年の推し女子プロは4人。まず1位は山下美夢有。昨季、米女子ツアーでルーキーシーズンながらも、メジャーで勝利する離れ業を演じました。環境への順応力と強靭なメンタルがなければ成し得ない芸当。それもこれからメジャー3~4勝できる可能性を感じるということでイチ推し。2位に佐久間朱莉。ウィークポイントが見つかりません。オールラウンドプレーヤーとしてのメルセデス・ランク1位、賞金女王。しかも、まだ伸びしろあり、です。3位に菅楓華を挙げます。シーズン2年目にしてメルセデス・ランク4位、獲得賞金も6位。攻めのゴルフ爆発力があります。そのゴルフスタイルと容姿の可憐さとのギャップが魅せてくれます。4位が荒木優奈。昨季ルーキーイヤーながら初勝利もして、メルセデス・ランク、獲得賞金ともに7位はすごい。特にTOTOジャパンクラシック2位に大物の片りんを感じました。一昨年は竹田麗央が勝ち、翌年に米女子ツアーで飛躍したように、この試合は海外選手と比較する物差しになると、私は見ています。しかも21歳と若い。未来を感じます。
(佐渡充高、テレビ解説者)

● “活躍”という観点から、本命は勝みなみ、穴に渋野日向子。勝は昨年ビュイックLPGA上海で、ジーノ・ティティクルの驚異的プレーでまさかのうっちゃり負けを喫しましたが、勝負には勝っていたと思います。今後メジャーも獲れるだろうし、まだ伸びしろがあります。シブコは今年、故障から必ず立ち直ります。首と左手は完治したようですし、アドレスでハンドアップにしたスウィング改造も完成しています。昨年のQシリーズでもメンタルが充実していたと見ました。今年のシブコから目が離せません。(武居振一、JGAミュージアム参与)

● 神谷そらを推します。ポテンシャルの大きさを感じます。体を使った現代的スウィングで飛距離も出ます。スキル、メンタルをもう少しブラッッシュアップしていけば、世界に出ていける逸材です。ただしそのブラッシュアップしていけるコーチがいるか、ですね。心配なのは“渡邉彩香現象”ですかね。渡邉もトップへ行けるポテンシャルはあるのに、なんだか少々モタモタしている印象で、もどかしいですね。体形も、長い手足を使ったスウィングも似た感じがあります。ただ渡邉の振り子スウィングに対して、前述したように神谷は体幹を使った現代的振りになっているのが、長所ですかね。現代的スウィングといえば、入谷響も推しです。体全体を使ってダイナミックです。
(永井延宏、スウィングアナリスト)

● 佐久間朱莉、桑木志帆、河本結、この3人の誰かが日本でのトップを取るでしょうね。ただ課題もあります。佐久間は実力No.1ですが、海外メジャーに出て、スケジュールの過密さ、体力的に耐えられるか、でしょうね。国内に専念するなら間違いなく、メルセデス・ランク1位候補。桑木も昨年、海外メジャーに参戦して調子を落としたように見えます。ハードスケジュールがどう出るか、です。女子は一度調子を落とすと、戻ってきにくいと思います。好調の期間が短いのですよ。稲見萌寧のように。一方、河本結は米ツアーから帰国して、自分を取り戻したように見えます。やはり、米国で戦うと飛ばそうとか、無理してスウィングを壊すことが多いですから。あと穴として小林光希と入谷響。小林はもう一歩のところで勝ちそうなシーンは見られたし、入谷は初優勝も果たしています。2人とも化ける可能性あり、ということで推しておきます。米女子ツアー組が今年は15人。勝利数にして30勝くらいが日本ツアーに残されているのだから、残留組は貪欲に獲りにいってほしいものです。そうなればまだまだツアーは活性化しますよ。
(タケ小山 テレビ解説者、プロゴルファー)

ゴルフタレント・黒田カントリークラブが解説
2026女子ツアー、この人に注目

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今季も女子ツアーはすごく熱いです。つまり、全選手に要注目というのは最初に言っておきます(笑)。なかでも、昨季4勝の佐久間朱莉選手は外せません。2000年以降だと、22・23年の山下美夢有選手、15・16年のイ・ボミ選手、10・11年のアン・ソンジュ選手と2年連続年間女王は意外と少ないのですが、佐久間選手が名を連ねられるか。あっ、2000~2005年女王の不動裕理さんもいますが(笑)。
あとは、30勝の永久シードにあと1勝と迫っている申ジエ選手。達成するのは間違いないとして、どの試合で勝つか。大きな試合に強いイメージがあり、メジャーを勝って到達するような気もしますが、メジャー初戦は5月のサロンパスカップですから、それまでにあっさり勝つ気もします。
そのほか、大注目は神谷そら選手。持ち球をドローからフェードに変え、本人的にはしっくりきていないとしていた昨季でも2勝。平均飛距離はツアー1位、平均パット数は2位、しかも強メンタル。彼女が“完全体”になったら……怖いほどです。
ベテラン勢では青木瀬令奈選手。24、25年と勝利がありませんでしたが、しっかりシードはキープしている。体のメンテナンスやプレーのほか、振る舞いも素晴らしく、ほかの若い選手たちのお手本となっています。僕も尊敬している選手です。
ニューフェースとしては吉田鈴選手。実際に見ると、姉の優利選手に負けずオーラがありますよ。小技も光るショットメーカーで、勝つのは勝利の女神のご機嫌次第ですかね。1勝すればポンポンと勝ち星を積み上げそう。また、政田夢乃選手のホワッとしたかわいらしい雰囲気と集中した時のキリッとした感じのギャップもいいですよ。マイペースな性格も面白いんです。
あと、ルーキーの藤本愛菜選手はすごいです。福岡県出身で辻村明志コーチに師事。パワフルなゴルフで、竹田麗央選手を彷彿とさせます。曲がらず飛ばす技術もすごいし、感情を表に出さないメンタル。さらに、志が高い。まだ19歳ってほんとですかって感じです(笑)。
米女子ツアー組では原英莉花選手を挙げます。1年間、過酷な下部ツアーを戦い抜いて、自らの手でつかみ取った米女子ツアー。あえて「いばらの道」を選んだジャンボイズムの継承者でもある原選手、そりゃあ注目です。
そして最後に、僕、黒田カントリークラブとしてピックアップせずにはいられないのが西村優菜選手。アメリカで苦戦していますが、今年はギアをガラッと替え、トレーナーと共に肉体改造をしているそう。ファンへの思いが人一倍強い選手で、ことあるごとに「恩返しを」と話しています。応援したくなる選手です。
週刊ゴルフダイジェスト3月17日号より


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