【女子ツアー事件簿2025】ルール編②稲見萌寧は思わぬ2罰打も6位タイ! 一方で手痛い失格を喫した選手も
週刊ゴルフダイジェスト
国内ばかりか海外ツアーでも活躍が目立った昨年の日本女子選手。1日18ホールをラウンドする間に
様々な出来事が発生する。引き続き、昨年のトーナメント中に起こった「事件」の数々を振り返る。
PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara、Yoshihiro Iwamoto、Getty Images

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- 国内ばかりか海外ツアーでも活躍が目立った昨年の日本女子選手。1日18ホールをラウンドする間に様々な出来事が発生する。昨年のトーナメント中に起こった「事件」の数々を振り返り! PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara、Yoshihiro Iwamoto、Getty Images ……
稲見萌寧
マーカーのサイン漏れで失格を覚悟も2罰打
10/17 富士通レディース初日

4バーディ1ボギーの3アンダーで初日を終えた稲見。青木瀬令奈、永井花奈との組でプレーし、元々は青木が稲見のマーカーを務めていたが、15番終了後に青木が棄権したことで、代わりに永井がマーカーを務めていた。稲見が提出したスコアカードには青木のサインはあったが、16番以降のマーカーを務めた永井のサインが入っておらず、アテストエリアを出てからその事実が判明。稲見は失格を覚悟したが、23年から採用されたJLPGAローカルルール「18Hストロークプレーのスコアリング」に基づき、失格ではなく最終ホールに2罰打が科せられることとなり、初日は1アンダースタートに。最終的に6位タイで大会を終えたが、もしミスがなければ2位タイとなっていた。
岩井千怜
スロープレーの罰打で
決勝進出を逃す
5/2 ブラックデザート選手権2日目

2日目を山下美夢有とモリヤ・ジュタヌガーンと同組でプレーした岩井。前の組との間隔が空いたため、7番からプレー時間の計測が実施され、8番パー3のプレー時間が持ち時間より20秒長かったことから、アテスト時に競技委員から2罰打のペナルティを言い渡された。その後抗議し、約1時間40分協議されたが裁定は覆らず。これにより決勝進出に1打足りず敗退した。昨季からLPGAツアーはスロープレーによる罰打を厳格化。持ち時間を1~5秒超過で罰金、6~15秒超過で1罰打、16秒以上の超過で2罰打が科されることとなっていた
吉田 鈴
スロープレーで罰金
対象選手を初めて公表
9/19 住友生命レディス東海クラシック初日

24年からJLPGAトーナメント罰則規定「プレーのペースに関する規則」によって各ストロークに許される時間が定められ、オーバーすると「バッドタイム」として累積違反回数に応じて罰金などが科せられるようになった。吉田は「ミネベアミツミレディス」最終日に続いて17番のパターで2回目の「バッドタイム」があったとして、罰金10万円となった。それまで罰金対象者は公表されていなかったが、メディアの要請で初めて公表。櫻井心那も6月と7月に3度バッドタイムがあったとして合計30万円の罰金が科されていた
水木春花
“赤”と“黄”を誤解
同組の2人が失格に
10/2 日本女子オープン初日

同組の水木春花とアマチュアの菊田ひなは、ともに17番の1打目を池へ。そこはイエローペナルティーエリアに指定されていたが、2人はレッドペナルティーエリアでしか認められないラテラル救済(ペナルティーエリアの縁を最後に横切った地点からホールに近づかない2クラブ以内にドロップ)をした。夜になって水木から「処置を間違ったかも」と連絡があり検証の結果、誤所からのプレーに。通常、誤所からのプレーは2罰打だが、この時は正しい処置をした場合と誤所からプレーした場合を比較した結果、「重大な違反」と判断され失格となった。
佐藤心結
ドロップした球が止まらないほどの急斜面
5/25 ブリヂストンレディス最終日

14番の1打目を右に曲げ、球はカート道横の排水溝の中に。救済を受けてホールに近づかない完全な救済の基準点から1クラブ以内の救済エリアにドロップしたが、かなりの傾斜がある地点だったため、ドロップした球が止まらない。2回ドロップしても止まらなかったため、球が落ちた地点に球をプレースしてプレーを続ける。かなりの左足下がりにもかかわらずうまくフェアウェイに戻すと、3打目でグリーンオン。2パットのボギーとし、被害を最小限にとどめた。
週刊ゴルフダイジェスト2026年3月10日臨時増刊号より


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