【スウィング研究】ザンダー・シャウフェレ「下半身の強さが飛距離と安定感の源」
SWING LABORATORY
いま注目すべきスウィングを、連続写真で徹底分析。今回取り上げるのは、先日のベイカレントクラシックでツアー通算10勝目を挙げたザンダー・シャウフェレ。
解説/佐藤信人
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroki Arihara 撮影トーナメント/2025ベイカレントクラシック

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模索していたトップが
しっくりくる位置に収まった
ザンダー・シャウフェレは初日こそイーブンパースタートとなったが、2日目に「63」、3日目は「67」を記録して、首位タイで最終日を迎える。最終日は途中首位タイに3人が並ぶ大接戦になったが、スコアを伸ばし続けたシャウフェレが後続を引き離して優勝。21年東京五輪金メダルに続き、ゆかりのある日本で行われた大会で2度目の勝利をもぎ取った。
PGAツアーのトップ選手が日本のコースを舞台に躍動して盛り上がりを見せたが、練習日に佐藤信人プロが現地を訪れて実際に自分の目で見て選手たちをチェック。トップ選手たちのスウィングを解説してもらった。
「シャウフェレ選手は元々レイドオフのトップが特徴でしたが、クリス・コモに師事をして、トップをクロスにすることに取り組んできました。ただシーズン中に違和感を覚えることもあったそうで、元のレイドオフに戻したそうです。今回、実際に見た感じではレイドオフとクロスのちょうど中間のような感じにトップが収まっていて、ようやく自分がしっくりくる位置を見つけることができたのだと感じました。
体格に恵まれているわけではありませんが、下半身はものすごくどっしりとしています。トップから左足を大きく踏み込んで切り返したら、ダウンスウィングで強烈に腰を切っていきます。下半身の強さが彼の飛距離を生み出しているといえますが、体の前傾を最後まで崩さずに、腰をターンさせることができるのも、彼の大きな特徴です」
表彰式後には両親をはじめ、日本在住の親戚との記念撮影にも応じていたシャウフェレだが、来シーズンは24年のような大活躍に期待がかかる。
「もちろん期待したいですが、コリン・モリカワが日本で勝った時のようにこれからオフになってしまうので来シーズンは全く別物になります。予想するのは難しいですが、それでももっと進化した姿を年明けに見せてくれるはずです」
週刊ゴルフダイジェスト2025年11月4日号より


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