【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.24「アメリカ北部での試合はとても快適でした」
藤田寛之「フリスコより魂を込めて」
2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

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- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ18戦目は、カナダ・カルガリーで開催された「ロジャーズチャリティクラシック」です。人生初のカナダでした。結果は7アンダ……
PGAツアーチャンピオンズ19戦目は、ミシガン州で行われた「ジ・アレイチャレンジ」です。米男子ツアー「ビュイックオープン」の舞台でもあった有名なコースで、最新のデザインというよりは、昔からあるオーソドックスなコースレイアウトが特徴です。
結果は2アンダーの46位タイ。最低目標とする30位に届かず、ちょっと残念でした。初日はショットの調整も上手くいって、前半はチャンスメイクもできていました。ただ、パットがね。アメリカに戻ってきましたからベントグリーンなんですけど、ポアナが混じっていました。ポアナが絡むと転がりが一定ではなくなります。フェースを閉じてつかまえると切れたり、開くと切れなかったり……。
本当にいいストロークをしないと決まってくれません。今回はショットの調子が悪いなかでなんとかチャンスにつけても、1~2mのショートパットをいくつか外してしまいました。パットで耐えられたら、もう少し上位でフィニッシュできたはずです。ボクからすればポアナはクセがあって難しいのですが、米国でプレーしている選手は普通ですからね。この環境に対応するだけです。
シアトル、カルガリー(カナダ)、ミシガンという3連戦でしたが、アメリカ北部での試合は、非常に快適でした。日中でも最高気温は25度前後。朝は15度くらいですから上着が必要でしたが、試合中は半袖で気持ちよくプレーできます。PGAツアーはレギュラーもシニアも、ベストシーズンに合わせて試合が組まれています。いい時期にいいコースでプレーできるのは、選手にとっても嬉しいことです。コースセッティングに関しても、本当によく考えられています。幅広いフェアウェイ、傾斜を意識したピン位置など、しっかり攻められるほど、チャンスが増すんです。さすがPGAツアーという感じです。

今の課題はグリーンを狙うアイアンショット
8/22~24
ジ・アレイチャレンジ
ワーウィックヒルズG&CC(米国ミシガン州)
池やハザードが効いている感じではなく、昔ながらのコースで、アップダウンはほぼないです。フェアウェイは狭くて15Y、広ければ35Y以上ありました。最終日のピン位置は非常に難しかったです


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年9月16日号より


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