【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.23「初日4アンダー、2日目3アンダーも…長いトンネルはまだまだ続きそう」
藤田寛之「フリスコより魂を込めて」
2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

>>前回のお話はこちら
- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ17戦目は、ワシントン州のシアトルで行われた「ボーイングクラシック」です。シアトルはアメリカでは避暑地として人気で、夏……
PGAツアーチャンピオンズ18戦目は、カナダ・カルガリーで開催された「ロジャーズチャリティクラシック」です。人生初のカナダでした。
結果は7アンダーの27位タイ。初日は5バーディ、1ボギーの4アンダー。珍しく好発進でした。ショットは相変わらずですが、バーディチャンスにつけることができました。とくにパットがよかったです。2日目は若干ドライバーが曲がり始めるもアイアンでチャンスを作って6バーディ、3ボギーの3アンダー。ただ、最終日はいつもの自分に戻ったというか、ドライバーもアイアンもダメでした。
今大会はグリーンが非常によかったです。ボクが今年回った中でも一番いい状態だったかもしれません。日本みたいに、クセのない素直なグリーンでした。純粋なベントグリーンは、ライン読みがしやすいですし、タッチも合わせやすかったです。アメリカに多いポアナ芝のような粘っこいクセがないので、切れるか切れないかの判断もしやすかったです。
ショットでいえば、風のないフラットなところから打つようなものです。風が強い、傾斜が強いだと考えることは増えますからね。そういう複雑さがないとパットの迷いも消せます。今回は決めたいパッティングがいくつも入ってくれました。
ショットの悪さはあまり変わっていません。多少クラブの振りやすさが戻った感じもありますが、正直、苦しい状態のままです。完全に何かが違うような感じです。長いトンネルは、まだまだ続きそうな雰囲気です。
今回はレンタルハウスの近く(といってもクルマで2時間)に世界一キレイと言われるルイーズ湖があったので、練習日に行こうと思ったのですが、レンタカーが手配できず断念。この試合はコーテシーカーがなく、送迎車でゴルフ場に通っていました。すごくキレイな湖らしく、見たかったですね。

時間をかけてパット練習したので、それもバーディが取れた要因です
8/15~17
ロジャーズチャリティクラシック
キャニオンメドウズG&CC(カナダ)
北海道のコースのような雰囲気でした。初日、2日目はアイアンでチャンスが作れましたが、最終日はドライバーが乱れまくり。右に大きく曲げて横に出すだけというケースが多かったです


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年9月9日号より


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