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【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.16「日本では体験したことのない暑さ! カートが使えるのはありがたいです」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!

PHOTO/BKコーポレーション

>>前回のお話はこちら

PGAツアーチャンピオンズ13戦目は、海外シニアメジャー「カウリグカンパニーズ選手権」です。長年、「シニアプレーヤーズ選手権」の名で親しまれた大会です。会場は「WGCブリヂストン招待」が行われていたファイアストーンCCです。タイガーが8勝しているコースで、2017年に松山英樹選手も優勝しています。

ファイアストーンCCは、非常に難しかったです。フェアウェイが狭くてラフが長く、距離もしっかりあります。今のショットの状態では、かなり厳しい状況でしたね。ほぼ防戦一方といった感じです。結果はトータル6オーバー、40位タイでした。

グリーンは北海道・札幌GC輪厚C(ANAオープンの舞台)の芝に似ていました。芝目にクセがあるのですが、グリーンはだんだん慣れていったので、パットはそれほど大変ではなかったです。ただグリーンはアンジュレーションが強く、サイズが小さかったので、ショットの精度が求められます。難度が高いため、ほとんど攻めることができませんでした。


コース入りした週の前半は半袖で気持ちいいくらいの天気でしたが、最終日は約38度の暑さに。湿度もあったので、むちゃくちゃ暑かったです。アメリカに来て初めて大きなダメージを食らった感じです。日本では体験したことのない暑さで、相変わらずアメリカの天気はすごすぎます。

今回は試合中のカート利用について紹介します。PGAツアーチャンピオンズは誰でもカートが使えます。レギュラーツアーでは使えませんからチャンピオンズならではと言えます。今回は4日間だったのでカートを使いましたが、このカートは選手かキャディ、どちらかしか乗れません。それがルールみたいです。ボクが見たところ、全選手の半分以上はカートを使っていました。天気予報や体調を考慮しながら使えるのはありがたいことです。

雨予報のときはカートです。すぐにクラブハウスに戻れますから

6/19~22 カウリグカンパニーズ選手権
ファイアストーンCC(オハイオ州)

初日4オーバー、2日目2オーバー、3日目でやっと1アンダー。ですが、最終日は1オーバー。ひたすら耐えるゴルフでした。コースが難しく、全体的にスコアは伸びていなかったです

藤田寛之

1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中

週刊ゴルフダイジェスト2025年7月15日号より