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【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.11「メジャーらしいタフなコース。最終日は67で上がれました」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!

PHOTO/BKコーポレーション

最終日は67。いいスコアが出せました。

>>前回のお話はこちら

PGAツアーチャンピオンズ9戦目は海外シニアメジャー「リージョンズトラディション」です。結果はトータル9アンダー、22位タイでした。今週は上手いことプレーできたのかなと思います。メジャーは4日間競技ですが、この大会は予選落ちナシでした。

初日、2日目の天候はまずまず。2日間とも2アンダーで回れました。ただ土日は雨模様で、雷によるサスペンデッドがありました。3日目はイーグルを出すもイーブンパーと伸ばせず。そして最終日、雨の中でのプレーとなりましたが、ボクは無事にホールアウトできました。上位の組は回り切れず、月曜に持ち越しです。最終日は6バーディ、1ボギーの67。いいスコアで上がれたので良かったです。


開催されたグレイストーンG&CCは、池やハザードが効果的にレイアウトされています。難易度は高かったですね。林間コースなので一見すると日本っぽさもありますが、ハザードの難しさはアメリカらしいです。距離も7200ヤード以上あって非常にタフです。またグリーンはバミューダ芝でした。コーライほどではないですが、芝目の影響があります。芝目によって転がりが変わるのでラインが読みづらく、打ってみると全然違った転がり方をするときもありました。

前週がオープンウィークで調整もできたのが良かったのか、ショットはまあまあでした。自分にしてはいいほうだったと思います。相変わらずフェードが出ないので、不安が払拭されたわけではないですが……。今週はドライバーの曲がりも抑えられたので、大きな事故にはならなかったです。「リージョンズトラディション」は初めての大会でしたが、ギャラリーが多くて、雰囲気はすごく良かったです。メジャーらしい華やかさがあって、プロアマもいいお客さんと回れました。自分的にも楽しめた大会でしたね。

ギャラリースタンドがあって華やか。お客さんも非常に多かった

 5/15~18
リージョンズトラディション
グレイストーンG&CC(アラバマ州)

メジャーという大きな舞台でしたが、レギュラー時代みたいにメラメラはしません。もう楽しむだけです。米ドルのクレジットカードが限度額いっぱいになるトラブルも。経費がかかりすぎて不安です

藤田寛之

1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中

週刊ゴルフダイジェスト2025年6月10日号より