【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.10「完全休養日を設けました。何もせず家でのんびり」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
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- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ7戦目は「三菱電機クラシック」です。初日はすごくよくて「68」の6位タイ発進。ショットもパットもミスがほとんどありませ……
PGAツアーチャンピオンズがオープンウィークということで、1週間フリスコのレンタルハウスで過ごしました。そして今回のツアーでは初となる完全休養日を設けました。月曜と土曜の2日間です。2日ともどこかに出かけることもなく、家でのんびり。本当に何もしなかったですね。午前中に1時間だけ体を動かしましたが、ゴルフはまったくしていません。夕飯はみんなで相談して外に食べに行きました。杉浦マネジャーが探してくれたお店で、麺類とポケ丼(生の魚介を味付けした丼物)を食べました。美味しかったです。
杉浦マネジャーはアメリカの大学を出ているので英語が堪能です。彼がいなければ、アメリカでのツアー生活は大変だったはずです。小沼キャディは英語が話せませんし、ボクは単語で返答するくらいの英会話レベル。試合会場のレンタルハウスから移動の航空券まで、すべて彼が手配してくれています。本当に助かっていますね。今回の完全休養は、一瞬で終わってしまった感じです。
休みの日以外は3日間、TPCラスコリナスで練習しました。とにかくショットの調子が悪いので、何かを見つけたいという思いでしたが、特に何も見つけられませんでした。やるべきことをやって備えるだけです。調子の良し悪しは正直、自分でもわかりません。ただ、結果が出ないと意味はないですし、ゴルフも楽しくありません。試行錯誤するしかないです。
いよいよ海外シニアメジャー2連戦が始まります。初戦の「リージョンズトラディション」は、この号が出ているころには終わっていますが、次戦の「全米プロシニア(5月22日~)」は、世界一のシニアプロを決める大きな大会ですから、今からとても楽しみです。メジャーは4日間競技になりますので予選落ちもあります。緊張感のある試合になりそうです。

フリスコのレンタルハウス。小沼キャディとダラダラ中です
常に甘いものを探しています!
ボクは日本でツアーを転戦しているとき、よく和菓子屋を探すんです。その目的は大好きな「おはぎ」に出合うため。甘いものが好きなので、アメリカのドーナツを見るとすぐ食べたくなります


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年6月3日号より