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【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.6「秘密兵器は7W! 米の硬くて速いグリーンに止めるのに重宝しています」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!

PHOTO/BKコーポレーション

7Wはアマチュアにもおすすめ。ラフからでも打てます。

>>前回のお話はこちら

PGAツアーチャンピオンズ6試合目は「ジェームス・ハーディ殿堂招待」です。初日は70、8位タイの発進でしたが、2日目は73、最終日は75となり、結果は32位タイでした。コースは池が絡むホールが5、6個あるアメリカンなコースで、3日間とも風が強かったです。バミューダ芝のグリーンは芝目がキツイわりにスピードは12フィートくらいあって、そこに風が加わることで非常に難しかったです。

2月末にビザ取得のため一時帰国したとき、PGAツアーチャンピオンズ用に7Wを作ってもらいました。米国のコースはタフなので、ロングアイアンやミドルアイアンより、7Wのほうが攻められると考えたんです。ボールがラクに上がって止められますし、直進安定性も高いので7Wは結構、気に入っています。米国のグリーンは硬くて速く、アンジュレーションが強いため、決められた範囲の中にボールを止めなければなりません。やはり転がりすぎるボールでは勝負になりませんから。使用ヘッドやスペックについては、また後日、説明します。


今回の試合もレンタルハウスを借りました。杉浦マネジャーと小沼キャディがご飯を作ってくれるので外食もしていません。家とコースの往復ですが、スーパーは何度か行きました。スーパーに行くのが好きなんです。こちらのスーパーはとにかく品揃えが豊富で見ていて飽きません。最初の頃は目新しくて面白かったんですが、最近はパターンがつかめてきて、新鮮さがなくなりつつあります。ただ“見るのが楽しい”のは間違いないです。

少しずつツアーには慣れてきましたが、まだまだアウェイ感はあります。M・A・ヒメネスやJ・ケリーなどはよく声をかけてくれます。ボクがテレビで見ていた偉大な選手たちとプレーするのですから、かなりいいプレーをしないと上位にはいけませんね。

スーパーは見ていてワクワクします!

ジェームス・ハーディ殿堂招待 4/4~6
ジ・オールドコース at ブロークンサウンド(米国フロリダ州)

随所に池が絡むコースレイアウトはフロリダっぽかったです。今回はプロアマが1回ありました。フレンドリーなお客様で、今までで一番楽しかったかも。酔ったお客様は暴走しがちですから……

藤田寛之

1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中

週刊ゴルフダイジェスト2025年4月29日号より