Myゴルフダイジェスト

【幸服論】Vol.78 ジャスティン・トーマスの品の良さを演出するクラシカルなシューズ

幸服論
2025.01.23

スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。今回は、24年は未勝利ながらもトップ5に5回入る活躍を見せたジャスティン・トーマスに注目。森岡さんは彼の足に着目した。

ジャスティン・トーマス PGAツアー15勝(うちメジャー2勝)の31歳。24年は未勝利ながらも世界ランクは19位をキープ

●今月のテーマ●

「革靴」の着こなし方

革靴だと服に対するこだわりを感じる

――今月はジャスティン・トーマス。マキロイやケプカのような鍛え上げられた肉体ではなくスマー
トな印象を感じます。

森岡 そうですね。彼自身もそれをわかっているのか、あまり体のラインのわかるタイトなウェアは着ていませんね。なのでスポーティ、というよりトラディショナルな着こなしが多い印象があります。そのスタイルに正統な革靴が合っています。

――確かにトーマスはクラシックデザインの靴が多いですね。

森岡 クラシックな靴は根強い人気があり、やっぱり品のいい印象を与えてくれますね。服に対するこだわりも感じさせてくれて、同伴者も「きっと私服もお洒落なんだろうなぁ」と思うはずです。

――ただ重いし歩きづらいイメージがあります……。

森岡 近頃のこのようなテイストの靴は、かなり軽く作られていますし、革自体もやわらかいので、昔とは全然違いますよ。


革靴のおすすめ2選

LAMBDA

足元を主張するウィングチップ

ポルトガル製で、熟練の職人が手作業で製作。徐々に足に馴染んでいき、経年劣化も楽しみな一足。5万9400円/ラムダ

FootJoy

プロ御用達のクラシック型の王道

防水プレミア人工皮革を使い、雨天時も◎。グリップ力、歩きやすさも最上級のモデル。3万800円/フットジョイ

ソックスはやや長めが正解

くるぶしが見えるソックスではせっかくの品格が薄れると森岡氏。左1100円/フットジョイ、右1540円/キャロウェイ

<問い合わせ先>フットジョイ(アクシネット ジャパン インク 0120-935-325)ラムダ(ジル&ロウズ広尾店 03-6809-3471) キャロウェイ(キャロウェイゴルフ お客様ダイヤル 0120-300-147)

解説/森岡 弘(スタイリスト)

ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける

月刊ゴルフダイジェスト2025年3月号より