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工藤遥加が初戴冠! 竹田麗央は2Y差で連覇逃す。女子ツアーのドラコン大会上位3選手の1Wスウィング

JLPGA公認のドラコン大会、「朝日インテック presents ドライビング女王コンテスト」が今年も住友生命Vitalityレディス東海クラシックの会場で行われた。連覇を狙った竹田麗央を含む上位3人のスウィングを紹介!

PHOTO/Shinji Osawa

ひょっとして試合に
負けるより悔しい?

現在年間7勝、年間女王レースでもトップを走っている竹田麗央。日本女子オープンでのメジャー制覇は記憶に新しいが、その前のメジャー「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」でも優勝を飾った。その時の優勝会見で次の目標を聞かれた竹田は、「ドラコン大会(ドライビング女王コンテスト)を頑張りたい。昨年優勝できたので連覇を目指したいです」と話すほど、普段のひょうひょうとした姿からは想像がつかないくらい飛ばしへのこだわりを持っている。

昨年初めて出場して271.3ヤードの記録を残し見事優勝。優勝候補筆頭の穴井詩を破りドラコン女王に輝いた。そして、連覇がかかった今年、前年チャンピオンとして最後に打った竹田はわずか2ヤード届かず無念の2位に終わった。悔しがる様子はさながら試合のよう、いやそれ以上に悔しがっている様子。

「スウィングは悪くなかったんですけどね。ちょっとフェースの上っ面に当たってしまったので伸びなかったんだと思います。(1位の)工藤さんの記録が結構プレッシャーになっていました。1位しか狙っていなかったので悔しいです!」と竹田。ベテランの工藤遥加が初優勝を挙げ、穴井詩はまさかの記録なしの結果となった。

優勝は277.7Yを記録した工藤遥加

「賞金で焼き肉食べに行きます!」(工藤)

「今年は芯に当てられず残念です。昨年は多分芯に当たったから飛んだんですね。やっぱり、飛ばしに必要なのは、脱力して芯でヒットすることですね」(竹田)

3位 小林夢果 275.2Y

「自分のスウィングはできました!」
切り返しで低い位置にクラブを下ろし、タメをキープしながら力強いインパクト、そしてフォローは高い位置へと振り抜いていくドラコン選手さながらのスウィング

2位 竹田麗央 275.6Y

「フェースの上っ面に当たってしまいました」
満を持して最後に登場した竹田。試合の時よりも、もう1段階ギアを上げてきたような“超”豪快なスウィングを披露したが惜しくも2位

1位 工藤遥加 277.7Y

「技術はあまり考えない。気持ちよく振ることが大事」
「順番が最初だったので、自分の記録はすぐ抜かれると思っていました。だんだん『あれ、ひょっとして……』みたいな感じになって、最後は『このタイトルくらい私にちょうだい!』と思って見ていました(笑)」

工藤遥加の優勝スペック
ピン「G430 MAX」×NSプロ「レジオフォーミュラMB+」

「3週間前に替えたんですが、球が高くなって、楽になりました。思い切り振りにいかなくても距離が出てくれるのでかなり助かっています」(工藤)

<2024朝日インテックpresentsドライビング女王コンテスト 最終成績>

1位工藤遥加277.7Y
2位竹田麗央275.6Y
3位小林夢果275.2Y
4位葭葉ルミ271.8Y
5位櫻井心那266.3Y
6位泉田琴菜248.5Y
7位服部真夕244.4Y
8位穴井詩記録なし

月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号より

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