Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • プロ・トーナメント
  • 【なんでもランキング】Vol.140 ツアー制施行後、台風が最も多かったのは1994年。その年の日本OPで強風のなか圧勝したのは?

【なんでもランキング】Vol.140 ツアー制施行後、台風が最も多かったのは1994年。その年の日本OPで強風のなか圧勝したのは?

ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング形式で紹介する本連載。今回は、台風の発生が最も多かった年をランキングで紹介!

1994年の日本オープンで台風の影響をものともせず圧勝した尾崎将司

先日の国内男子ツアー、フジサンケイクラシックと国内女子ツアー、ゴルフ5レディスは、どちらも台風10号の接近による悪天候のため短縮競技となった。男子は1973年のツアー制度施行以来、5年ぶり9度目の36ホール短縮競技に。5年前の2019年といえば台風の被害が続出し、9月9日には台風15号の影響で千葉県のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊。10月には台風19号の接近でブリヂストンオープンが36ホール、スタンレーレディスが27ホールの短縮競技になった。さらに台風21号の影響による大雨で日本初開催となったPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップの2日目が中止、土曜日は無観客試合となった。この年は全部で29個の台風が発生し、これは1951年~2023年の72年間では歴代16位の記録となる。

ツアー制度施行後で、最も台風が多く発生した年は1994年で歴代2位タイの36個。9月29日に三重県の四日市CCで開幕した日本オープン初日は台風26号の接近に伴い強い風が吹き荒れる。そんな悪コンディションのなか、風の影響を感じさせず、グリーンを外したのはたったの2ホール、ノーボギーの「68」で首位発進したのが尾崎将司。風が収まった2日目は7バーディ・1ボギーの「66」で2位に4打差をつけ、終わってみれば4日間で21個のバーディを奪い、ボギーはたったの3個。当時の日本オープン最少ストロークとなる「270」で2位に13打差をつけて圧勝した。

<1年間の台風発生数>

週刊ゴルフダイジェスト2024年9月24日号より