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【なんでもランキング】Vol.138 今週開催の「フジサンケイクラシック」語り草となっている1987年大会をプレイバック

ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング形式で紹介する本連載。今回は、1987年に川奈ホテルGC富士Cで行われたフジサンケイクラシックの模様を振り返る。

1987年、フジサンケイクラシックで2年連続優勝を果たした尾崎将司

今週の国内男子ツアー、フジサンケイクラシックは山梨県の富士桜CCで開催される。今年で52回目を迎える同大会は2005年から現在の富士桜CCで行われるようになったが、第1回は1973年に埼玉県の高坂CCでスタートした。第7回、8回は同じ埼玉の東松山CCに舞台を移し、1981年の第9回から静岡県の川奈ホテルGC富士コースへと開催地を変え、24年間、同コースの初夏の風物詩となっていた。

なかでも1987年大会では、いまだに語り継がれるスーパーショットが生まれた。前年覇者として臨んだジャンボ尾崎。左サイドは海で、強烈に打ち下ろしていく16番パー5(通常営業では15番)では、ラフからの3打目を直接入れてチップインイーグルを奪うと、続く17番(同16番)パー3。強烈な打ち上げの砲台グリーンの手前は急斜面で、ショートすると5メートルもの打ち上げのアプローチが残る。第1打でグリーンをとらえられず右手前に落としてしまったジャンボだったが、崖下からの第2打がピンに一直線に転がりカップへ。連続チップインとなるバーディでライバルを突き放し、連覇を果たした。ジャンボは89年、90年も連覇し、93年も優勝と川奈だけで5勝を挙げている。

川奈ホテルGC富士コースでは、2005年から男子と入れ替わる形で、毎年5月に女子のフジサンケイレディスクラシックが開催されている。

<1987年フジサンケイクラシック 最終成績>

週刊ゴルフダイジェスト2024年9月10日号より