【今月の“推し男子”】#12 宇喜多飛翔「“つばさ”の名を世界へ!」実はあの戦国武将の末裔だった
大阪学院大学3年時にプロ転向。今年はツアー本格参戦2年目、そしてシード1年目となる宇喜多飛翔。「つばさを広げて成長していけますように」という思いの込もった名前とともに「目標はPGAツアー参戦」という熱い思いを話してくれた!
PHOTO/Hiroaki Arihara
宇喜多 飛翔
うきた・つばさ。「宇喜多」の字画に対して縁起のいい名前を組み合わせる際に「翼」では字画が悪かったため「飛翔」に。岡山県出身の23歳
●2001年5月16日生まれ ●身長/177センチ ●体重/83キロ ●血液型/B型 ●出身地/岡山県 ●目標/PGAツアー参戦 ●ストレス解消法/家でボーッとする
将来はPGAツアーで“つばさ”の名を轟かす
今年初シードを獲得し、現在賞金ランク44位につけている宇喜多飛翔。実は人見知りな部分があり、初対面の人には“勘違い”されることも多々あるという。
「見た目がちょっと怖めというかいかつめというか……。それでいてかなり口下手なところがあるので、初対面の人に“怖い”というイメージを持たれることが多いんです」
確かに取材時も緊張していて、インタビューは大学時代苦楽を共にしたキャディを連れ、そのキャディに話させるほどの人見知りっぷり。しかし、ゴルフの目標を話し始めると宇喜多の表情は真剣になり、自分の言葉で語り始めた。
「来年もシードを継続したい。そしてできるだけ早く日本ツアーで1勝を挙げたいです。そのためにはアグレッシブに攻めるところと守るところの判断をしっかりできるようにならなきゃいけないと思っています。今はまだ“イケイケ”のゴルフが強くなってしまっているので、頭を使っていかなきゃ通用しないなと。そして最終的にはPGAツアーに参戦し、海外でも“つばさ”という名前で呼んでもらえるような選手になりたいと思っています」
まだまだツアーでは若手の23歳。時折見せる笑顔のウラに隠された熱い目標に向かって突き進む宇喜多の躍進に注目だ。
「初対面の人には結構怖がられることが多いんです」という宇喜多だが、実際に取材をして話してみると、無邪気な一面もあり、笑顔が印象的だった
こんな一面も!
宇喜多秀家の末裔だった?
安土桃山時代に豊臣秀吉を支えた武将「宇喜多秀家」の末裔に当たる。「僕のトレードマークのひとつなのでまずはファンの方に顔と名前を覚えてもらいたいです」
得意クラブは9番アイアン
「14本の中で一番好きなのは9番アイアン。練習量も多いのでしっかりとピンに絡めていける自信があります」と宇喜多。9I以外も特に苦手な番手はなく、どこからでもアグレッシブにピンを狙っていくのが宇喜多スタイル
どんなときでも振りちぎるがモットー
ダイナミックなスウィングで平均292ヤード飛ばすドライバーも宇喜多の持ち味。「フィニッシュで左足がめくれるくらい振り抜くことを意識しています。どんなホールでもしっかり振っていく姿を見てほしいですね」
宇喜多飛翔の1Wスウィング
月刊ゴルフダイジェスト2024年9月号より