竹田麗央、神谷そら、櫻井心那、小林夢果…2003年生まれの飛ばしクイーンに注目!
ドライビングディスタンスで上位に名を連ねる竹田麗央、神谷そら、櫻井心那、小林夢果の4人はともに2003年生まれ。若き飛ばし屋たちに飛ばしのポイントを教えてもらった。
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
私たちなぜか飛ぶんです
女子ツアーで飛ばしといえば、ドライビングディスタンス上位常連の穴井詩。36歳にして今年もトップをひた走る飛ばし女王だが、その座を脅かすのが、2003年生まれの“飛ばし四天王”。そのひとり、神谷そらに話を聞くと「みんな飛ばすんですよね。やっぱり飛距離で負けたくない気持ちはありますね」とライバル心を燃やす。続けて飛ばしのポイントについて聞いてみた。
「私のポイントは、大きな円弧でヘッドスピードを上げること。そのためにトップは大きく、体全体で振るようにしています。ここで大事なのが体幹。体幹がブレてしまうと打点もバラつき飛距離が出ないので腹筋を意識して振るようにしてます」
今シーズンの飛ばし女王レースを制するのは果たして誰か!? こちらも目が離せない。
飛び女① 竹田麗央
平均飛距離
254.74Y(2位)
2023年に初シードを獲得。今季地元熊本で初優勝を挙げると、翌週も優勝。大ブレイクを果たす
「上半身は力まず下半身リードを心がけてます」
「下半身主導でスウィングするのがポイント。そのときに上半身はだらーんと力を抜き、腕を鞭のように使うことを意識しています」
飛び女② 神谷そら
平均飛距離
254.39Y(3位)
2023年ドライビングディスタンス1位。女子プロでは珍しくフレックス「X」を使う飛ばし屋
「トップを大きくしてヘッド速度を上げています」
「私の持ち味はスウィングアークの大きさです。軸を保ったまま円弧を大きくすることでヘッドスピードを上げて飛ばしていくイメージです」
飛び女③ 櫻井心那
平均飛距離
253.11Y(4位)
2023年にシーズン4勝を挙げブレイク。ドライビングディスタンスも2023年は3位と飛ばしを生かした戦い方が魅力
「頭を残したまま振るイメージです」
「ボールを右側から見るように振り、アッパー軌道を作るイメージです。インパクトで逆Cの字ができるのが理想の形です」
飛び女④ 小林夢果
平均飛距離
251.09Y(5位)
ジャンボ尾崎アカデミーで腕を磨き、2023年のQTランク8位で前半戦の出場権を獲得した期待の逸材
「フォローでヘッドを走らせるイメージです」
「フォローで最大の力が出るように意識しています。そのために切り返しから右足を絞るように回転しています」
月刊ゴルフダイジェスト2024年6月号より
※データは4月8日現在のもの