ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。今回は、国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」2009年大会の成績を振り返る。

今週いよいよ国内男子ツアー開幕戦、第31回東建ホームメイトカップが三重県の東建多度CC・名古屋で開催される。昨年、ここでツアー8勝目を挙げた今平周吾には連覇の期待がかかるが、これまで開幕戦を連覇したのは09年、10年の小田孔明ただひとり。そこで09年の東建ホームメイトカップを振り返ってみよう。

3日目を終え首位と3打差までに24人という大混戦。最終日も目まぐるしくトップが入れ替わり、終盤まで誰が勝つかわからない展開に。そんななか、最終組のひとつ前のキム・ジョンドクが単独トップの10アンダーでホールアウト。すると最終組の小田孔明が17番、18番の連続バーディで追い付きプレーオフに。2ホール目でキムがパーパットを外し、下りのパーパットをねじ込んだ小田孔明が、前年のカシオワールドに続くツアー2勝目を挙げた。

この年は中部地区のゴルフの活性化を目指し、開幕戦の東建ホームメイトカップと第3戦の中日クラウンズが手を組み、2大会の順位をポイント換算して、その最上位者に賞金1000万円が贈られるという「JGTO中部スプリングダッシュ賞」が設けられていた。開幕戦で優勝した小田は中日クラウンズで単独7位以上に入れば逃げ切れたが、結果は29位タイに沈みポイントランク4位。この賞を逃している。

＜2009年　東建ホームメイトカップ　トップ10＞

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月9日号より

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