【今月の“推し男子”】#9「ウッドは2本、アイアンは2番から」今年の男子ツアーは平本世中が席巻する!?
昨年シーズンはレギュラーツアー出場が8試合ながら、シードを獲得した平本世中(せじゅん)プロ。日本オープンでは3日目首位に立つも惜しくも3位タイ。今季活躍が期待される平本プロの素顔に迫った!
PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/木更津ゴルフクラブ
平本 世中
ひらもと・せじゅん。両親の影響で2歳からゴルフを始め、中学校ではバスケ部に入り、ほかのスポーツも経験する。賞金ランク63位で初シードを獲得(ABEMAツアーでは3位!)
●1999年11月4日生まれ ●身長/176センチ ●体重/75キロ ●血液型/AB型 ●出身地/神奈川県 ●趣味/スポーツ観戦、映画鑑賞…「多趣味です!」 ●ストレス発散法/お酒を飲むこと
チャンスをものにできた1年だった!
出場わずか8試合ながら、2024年シーズンのシード権を獲得した平本世中プロ。ゴルフが好きな両親の影響で、クラブを握ったのは何と2歳という早さ! 世中という名前は、「世界の中心で活躍できるように」という意味で名付けられたという。
「昨シーズンは、推薦での出場は1試合で、あとはマンデーや予選会などを通過して出場した7試合でした。少ない試合数でチャンスをものにできたのはよかったです。でも、『レギュラーツアーで戦える!』という、よくわからない自信はあって(笑)、それがうまくかみ合ってシードが獲れたのかと」
平本プロのキャディバッグを覗くと、ウッドは2本だけでアイアンが2番からと、かなりのショットメーカーぶりがうかがえる。
「僕のプレースタイルはアイアンで組み立てていくタイプです。ショートアイアンに限らずアイアンであればどの番手も好きで、グリーンをガンガン狙っていく感じですね。逆にアプローチが苦手なので、とにかくグリーンオンさせることが必須(笑)。70ヤード以下が弱いので、このオフはショートコースを回って、グリーン周りを強化しているところです!」
今シーズンの抱負を聞くと、
「日本オープンで優勝することです! 昨年は、最終日を首位で迎えたのに3位タイになってしまったので、その雪辱を今年果たしたいです!」
アイアンでゲームメイクします!
アイアンのセッティングは2番からで、ウッドは2本のみ
ABEMAツアーでベストリアクション賞を受賞
試合ごとに印象的なパフォーマンスをした選手に贈られる賞。「普段はそんなに大きなアクションをしないんですけど、試合前にこの賞があるのを聞いて、カメラに向かっていろいろやってました。日本オープンのときもやってたら、注目されたかな(笑)」
こんな一面も!
一人焼肉に一人映画…なんでも一人で行けます!
一人行動が好きで、なんでも一人で行けちゃうんだとか。「焼き肉はもちろん、ご飯屋さんは基本的にどこでも一人で行けちゃいますね。自由だし楽です。とは言いつつも、友達と遊ぶことも好きですけどね!」
普段はおちゃらけてるタイプですかね!
友達といるときは明るくておちゃめな一面も。「友達からすると、ゴルフをしている僕を見たら、かなりクールって感じると思います。普段はおちゃらけてるけど、試合中はそこまで笑わないですし」
福岡へ車で行くほど運転が好き
3月に、自分を鼓舞するためにと、車を購入した平本プロ。「運転が好きで、購入してすぐの試合が福岡だったので、神奈川の自宅から福岡まで13時間くらいかけて行きました(笑)。帰りはかなりきつかったです……」
平本世中の1Wスウィング
月刊ゴルフダイジェスト2024年3月号より