【今月の“推し男子”】#7 前田光史朗「(中島)啓太に(蟬川)泰果、同世代のライバルには負けません!」
22年のQTで9位に入り、23年シーズンの出場権を獲得。ひと足先に活躍している同年代の蟬川泰果や中島啓太などに対し、強いライバル心を持って初優勝を狙う前田光史朗に注目!
PHOTO/Shinji Osawa、Hiroaki Arihara
前田 光史朗
まえだ・こうしろう。ANAオープンで2位Tに入るなど、ツアールーキーながらも好成績を残している。
●2000年9月5日生まれ ●身長/174センチ ●体重/70キロ ●血液型/A型 ●出身地/栃木県 ●趣味/サウナ ●目標/賞金王 ●ストレス解消法/宇都宮餃子を食べに行く
同級生には負けたくない
前田光史朗の同世代には蟬川泰果や中島啓太、平田憲聖など、すでにレギュラーツアーで優勝経験のあるプロたちがいる。彼らの活躍は嬉しい気持ちがある一方、負けたくないというライバル心もあるという。
「啓太や泰果はアマチュア時代からレギュラーツアーで優勝するなど、もちろんすごいと思います。でもやっぱり負けたくないというのが正直な気持ちです。ただ追い付くだけでなく、彼らよりも先に賞金王になって同世代で一番になりたいですね」
とはいえ、レギュラーツアー初参戦となる今年、ANAオープンで2位タイに入り、賞金ランク35位(11月10日現在)と頭角を現している。実力は中島や蟬川に対抗できる可能性を十分に秘めている。
「僕の強みはショートゲーム。技の引き出しが多いのでどんな場面でもしっかり寄せられる自信があります。飛距離とパッティングには少し不安がありますが、この部分を鍛えて攻めるゴルフで優勝を狙っていきたいです」と、今後の課題も語る前田だが、リフレッシュ法は最近の男の子らしい一面を持っていた。
「とにかくサウナが好きですね。特に神戸にある『天然湧湯吟湯湯治聚落』は、近くで試合があると絶対に行くんです。疲れも取れて気持ちもリフレッシュできるのでサウナは僕にとって欠かせないものですね」
海外参戦も視野に入れているという前田。どれだけ活躍するのか注目したい
最近は攻めるスタイルを大事にしている
今までは持ち味のショートゲームを生かし、我慢強くパーを拾っていくスタイルだったが、それでは勝ち切れないと前田。「いまは飛距離を伸ばして攻めるゴルフを意識しています」。現在の平均飛距離は280Y
こんな一面も!
アプローチの種類は多種多様
アプローチは遊び感覚でやるのが好きだという。「遊びの一環でやることで転がしたり、上げたりなど、多くのワザが身に付いているんです。それがツアーでも役立っています」
試合のない日には宇都宮餃子でリフレッシュ
「毎週の試合でたまったストレスは宇都宮で餃子を食べたり、サウナに行くことでリフレッシュしています。餃子は僕のソウルフードです」
パッティングが少し苦手
「パッティングが苦手で攻めることができない一面があるので、長い距離でもしっかりとカップを狙える技術を身に付けたいです」
前田光史朗の1Wスウィング
月刊ゴルフダイジェスト2024年1月号より