【今月の“推し男子”】#5 ABEMAツアーで躍動中! 生源寺龍憲「高校生の頃はプロを目指していなかった」
ABEMAツアーで初優勝から2連勝し、賞金ランクトップを走る生源寺龍憲。注目の若手のゴルフ観に迫ってみた!
PHOTO/Hiroaki Arihara
生源寺 龍憲
しょうげんじ・たつのり。小学4年生で本格的にゴルフを始め、高校は岡山県の作陽高校に進学。渋野日向子とは同級生。162センチと小柄な体格ながら平均295ヤード飛ばすドライバーも魅力
●1998年5月15日生まれ ●身長/162センチ ●体重/65キロ ●血液型/O型 ●出身地/山口県 ●趣味/読書、旅行、おいしいもの巡り ●今シーズンの目標/ABEMAツアーでもう1勝! ●山口県のいいところ/お米と魚がおいしい!
何事も納得するまで突き詰めたい
ABEMAツアーで2勝を挙げている生源寺龍憲プロ。岡山県作陽高校から同志社大学に進学し、20年にプロに転向した。てっきりゴルフ推薦で大学に進学したかと思いきや、なんと勉強でというから驚きだ。
「高校生の頃はプロを目指していたわけではないんです。大学でコーチの水巻善典プロと出会ってからですね、プロを目指すようになったのは。なので、学生のときはゴルフより勉強のほうに力を入れていました。クラブに関してはこだわりが強いです。今のアイアンは藤本技工さんに作ってもらっていて、スピン量を増やしたくて5番からPWまでウェッジと同じノーメッキ仕様にしています。クラブを組み立てていくときは、ヘッドやシャフトだけでなく材質の違いやメッキがあるかないかなど、すべての可能性をつぶして自分に合うクラブを探しています」
さらに、読書が趣味という生源寺プロ。
「自己啓発ものやアスリートが出している本を読むことが多いです。遠征でバタバタしていても、2週間に1冊くらいのペースで読むようにしてます。趣味というよりはゴルフのための勉強に近いです。本当は紙で読みたいんですけど、重たいので最近は電子で読んでますね」
まさに文武両道を地で行くプレーヤーだ。
こんな一面も!
クラブだけでなく練習法にもこだわる
「試合の朝とラウンド後で練習を変えています。朝はその日の状態を知る練習、ラウンド後はリセットをする練習って感じです」
趣味は読書。2週に1冊は読みます!
「本当は紙で読みたいんですが、重たいので電子も増えました。空港の本屋で買って遠征中に読み終えたら、そのまま現地で捨てちゃうこともありますね」
気づいたことはすぐノートにメモ
「中途半端な状態で試合に臨みたくないんです。調子が悪いなら、次の試合までほったらかしにせず、改善するようにしています。あと、ノートに目標や練習法、トレーニングなどを書き出すタイプですね」
「2連勝したから外せなくなっちゃいました(笑)」
「ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)を見ていて、たまたまそのアニメのシールを見つけて、いいな~って思って買ったんです。それでこのシールをスマホに貼ったらいきなりABEMAで2連勝しちゃって。だからもうこれ外せないんですよ(笑)」
生源寺龍憲の1Wスウィング
月刊ゴルフダイジェスト2023年11月号より