ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第82回は2023年全米オープンの平均飛距離トップ10をご紹介!

ウィンダム・クラークのメジャー初優勝で幕を閉じた今年の全米オープン。会場となったロサンゼルスCCは距離の長さに加え、深いラフなど厳しいコースセッティングで、松山英樹は開幕前の会見で「飛ぶ人が有利でしょう」と語っていた。では、実際にはどうだったのか?

優勝したクラークは4日間の平均325.2Yで、決勝に進出した65名中7位。2位のローリー・マキロイが8位、5位タイのミンウー・リーは2位と、確かに飛ばし屋が上位に来ているようだ。

4日間平均で最も飛ばしたのはアマチュアのアルドリッチ・ポットギーター。ルイ・ウエストハイゼンが主催するゴルフアカデミーで腕を磨いた南アフリカ出身の18歳で、昨年の全英アマを史上2番目の若さとなる17歳で優勝。その資格で出場していた。今年のPGAツアーにはマスターズ、メモリアルトーナメント、そして今回の全米オープンと3試合しか出場していないが、平均飛距離は335.7Yと、PGAツアーで飛距離トップのマキロイ（327.5Y）より飛んでいる。

さらに、全米オープンでローアマに輝いた20歳のゴードン・サージェントが325.9Yで6位。今大会で予選を通過したアマチュアは4人いたが、そのうち2人が平均飛距離トップ10に入っていた。

＜2023年全米オープン平均飛距離トップ10＞

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月11日号より