PGAツアーのコロナガイドラインが緩和。家族の観戦がOKに
2月末からスタートするPGAツアーのフロリダシリーズから同ツアーのコロナ対策が緩和される。
選手に送られた通達文によると、2月25日開幕のWGC at ザ・コンセッションから4月第1週のバレロテキサスオープンまでの大会(ただしプエルトリコとドミニカで行われる大会は除く)で、これまで許されていなかった選手の家族の帯同が許可されることに。家族の人数に制限はない。
さらに昨年ツアー中断直前に初日だけ行われ、松山英樹が幻のコースレコードをマークしたプレーヤーズ選手権では選手ひとりに4枚のゲストチケットが配布される。
また選手のマネジャーも同様にフロリダシリーズ4試合とテキサス開催の2試合への入場が可能になった。しかし家族、ゲスト、マネジャーの会場入りは競技期間のみ。練習日などの入場は不可。選手専用エリアへの入場、ロープ内での観戦は許可されない。
フロリダシリーズ第2戦のアーノルド・パーマー招待ではギャラリー数を増やす計画もあるようだ。
しかしアメリカは、地域によってコロナ感染者の数に大きな開きがあり、全米でもっとも感染者が多いカリフォルニアの大会では家族や関係者の入場は依然NG。タイガー・ウッズのホスト大会ジェネシス招待もガイドラインの緩和はない。
先日行われたAT&Tペブルビーチプロアマでは密を避けるため、普段設営しているプレーヤー全員を収容できるテントの設営を中止した。そのため雷で競技が中断しコースを離れて待機しなければならない場合、選手とキャディは自分たちの車に避難するよう指示していた。
PGAツアーが年間を通して同じガイドラインで試合を開催する状況に今はない。今後これがどのように変化するかはコロナ次第。時と場合に応じて綿密な対策が必要なようだ。
週刊ゴルフダイジェスト2021年3月9日号より