J・トーマスは「知識が多すぎないから完璧」。プロゴルファーの妻はゴルフを知らないほうがいい?
プロゴルファーの妻は果たしてゴルフに精通しているのだろうか? PGAツアーの選手に妻のゴルフの知識について尋ねると、意外な答えが返ってきた。
23年初戦のセントリートーナメント・オブ・チャンピオンズで7打差の大逆転優勝を飾ったJ・ラームはホールアウト直後に妻のケリーさんと抱き合い、喜びを分かち合った。
米ゴルフダイジェストによれば、2人が付き合い始めたのはラームがアリゾナ州立大4年のとき。当時から有名だったラームだが、妻は彼のことを知らなかったという。
付き合って3カ月たちラームが出場する試合に応援に駆けつけたとき、妻は未来の夫が「チームの下のほうの選手だと思っていました。だから下位の選手を探したけれど彼の名前がないので、友人の母親に聞いたら『彼は優勝候補よ』と言われてびっくり」。
当時の妻のゴルフの知識は”ゼロ”とラーム。「でも今は競技について理解している」。
T・ホギーやB・ホーシェルの妻はカレッジゴルフの経験者。腕前も確かだ。しかしケリーさんのようにゴルフを知らない妻は意外に多い。
M・ホーマの妻レイシーさんのゴルフの知識は出会った頃「マイナスだった」とホーマ。しかし下部ツアーからPGAツアーに昇格し、トッププレーヤーになるまでを見守ってきた妻の知識は上がった。
しかし「ゴルフに関する質問が増えたんだけど、ほとんどは僕が傷つくような質問ばかり(苦笑)」。
昨年秋に結婚したJ・トーマスは妻ジリアンさんのゴルフの知識を「ちょうどいい」という。そのワケは、「知識が多すぎないから完璧だ」。妻が知りすぎてもプロはリラックスできないものらしい。
X・シャウフェレの妻マヤさんもゴルフの知識は「多すぎない」そう。「彼女の関心は僕のスコアだけ。今日(セントリー初日)は携帯をスクロールして下まで行かないと僕の名前がないと悲しがっているでしょう」。
プロの妻のゴルフの知識は多すぎないのが理想的?
週刊ゴルフダイジェスト2023年1月31日号より