豪州のアマ大会で荒木優奈が完全優勝! 中学生の新地真美夏が2位
南半球最高峰のアマチュア大会で17歳の荒木優奈が優勝を飾った。
1月3日から6日にかけ豪州メルボルン郊外のサザンGCで行われた「オーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア」で日章学園高校2年の荒木が躍動した。
初日に67をマークしトップに立つと、後続を寄せつけない圧巻のプレーで6打差の完全優勝。18年の安田祐香以来となる日本人2人目の戴冠を果たした。しかも2位に入ったのは昨年の日本ジュニアチャンピオンの新地真美夏(座間市立相模中学3年)。
ワンツーフィニッシュを達成し、改めて日本ジュニアの選手層の厚さを世界にアピールした格好だ。
昨年11月にはアジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権で日本勢最高の3位入賞を果たした荒木。ゴルフが盛んな熊本出身で小学生時代から九州のタイトルを総なめ。中高でさらにレベルアップし、昨年全米女子アマを制した馬場咲希や新地とともにナショナルチームのメンバーに選ばれている。
同じ日程、同じコースで行われた男子の部では日大に通う杉浦悠太が9位。イングランドのジョン・ゴフが優勝しているが、今大会の歴代優勝者にはジェイソン・デイやサヒス・ティーガラらが名を連ね、世界のトップで活躍するプレーヤーを輩出している。
シンデレラストーリーを紡いだ渋野日向子の全英女子オープン制覇を皮切りに笹生優花が全米女子オープンに優勝。梶谷翼がオーガスタナショナル女子アマチュアに勝ってタイガー・ウッズにSNSで祝福されるなど、松山英樹のマスターズ優勝も相まって「チーム・ジャパンが熱い」と海外でも評判になっている。
昨年国内女子ツアーではルーキーの川﨑春花と尾関彩美悠が2週連続優勝を果たすなどプロテストに合格したばかりの選手の活躍が目立った。
荒木や新地が海外で結果を出しているいま、チーム・ジャパンは今後さらなる躍進を遂げそうだ。
週刊ゴルフダイジェスト2023年1月31日号より