【本当にあったルールの話】Vol.31「乱暴に扱ってドライバーのシャフトが折れてしまった。取り替えは認められる?」
本当にあったルールの話
JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介!
ILLUST/Masaya Yasugahira


中﨑典子
なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子
あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある
2025年に開催された全米女子オープンの2日目。13番ホールのパー3でアプローチショットを失敗したプレーヤーは、次のティーイングエリアでドライバーをキャディバッグから取り出し、腹立ちまぎれにそのキャディバッグを叩きました。するとその反動でドライバーのシャフトが真っ二つに折れてしまいました。
Q. 乱暴に扱ってドライバーのシャフトが折れてしまった。取り替えは認められる?
A. 乱暴に扱ったとみなされた場合は他のクラブへの取り替えは認められない
プレーヤーは折れたドライバーを、車に置いてあるスペアのドライバーに取り替えてもよいかとレフェリーに尋ねました。規則では、ラウンド中にクラブが損傷した場合、プレーヤーはそのクラブをそのまま使い続ける、修理する、または他のクラブに取り替えることができます。しかし、クラブを乱暴に扱った場合は修理と取り替えが認められません(規則4.1a(2))。ドライバーでキャディバッグを叩く行為は、通常のラウンドのプレーによるクラブの損傷ではなく、乱暴に扱ったとみなされ取り替えは認められませんでした。
プレーヤーはその裁定を受け入れ、残りのホールをドライバーの代わりに3番ウッドでプレーを続けました。
※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です
月刊ゴルフダイジェスト2026年5月号より


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