【ルール早わかり】いざとなったらアンプレヤブル! 新しいドロップのやり方を覚えておこう!「2019-2020 ゴルフダイジェスト・ルール早わかり集」
垂直に切り立ったバンカーの壁にくっついた球…。そんなケースも世界に目を向ければよくあること。アンプレヤブルはゴルファーに与えられた大きな救済で、新ルールではバンカーの外で打つ手段も追加された。今回は意外と複雑なドロップルールを解説。正しく知ればルールは味方になるはずだ。
アンプレヤブルはいつでも宣言可能
球から2クラブレングス以内で打てる場所は?
宣言といっても大きな声を出す必要はなく、自分で1罰打(or2罰打)を付加し、救済エリアにドロップすればいい。最初に考えるのが”ホールに近づかないで球から2クラブレングス”だろう。
例えばブッシュにつかまった球(イラスト内の左)だと、2クラブレングスの半円の範囲が与えられていても、スウィングするスペースがが確保できない可能性も出てくる。
スウィング不能なら後方線上にドロップ
2クラブレングスはドライバーで測ればいいのだが、やはりスウィングするスペースが足りないとなれば、後方線上の救済エリアを使うだろう。下がる距離に制限はないが、バンカーにある球を1罰打でドロップできるのはバンカー内に限られる。新ルールの2罰打バージョンを使えば、芝の上に救済エリアを求めることができる。
直前のストローク地点にもドロップできる
打った地点に戻って1罰打で打つ選択肢は常に認められている。高度な技術を持つプレーヤーは、この選択をすることもあるだろう。すでにグリーン方向に歩き出しているため位置がはっきりしないとすれば、誠実に位置を推定し基点を決める。そのうえで”ホールに近づかない1クラブレングス”にドロップすればいい。
分かりやすく正確な解説で、ゴルフ場やゴルフ団体から大好評
監修は、全英オープン レフェリーの林孝之氏
「2019-2020 GOLFDIGEST ゴルフルール早わかり集」
2019年の新ルールをどこよりも分かりやすく、正確に解説していると、全国のゴルフ場やゴルフ団体からも好評を集める一冊。いわゆる規則書は難解な言い回しが多く、理解するのが難しいこともありますが、「ゴルフルール早わかり集」はその名の通りわかりやすさが魅力。なぜ旧ルールから新ルールに変更されたのか、その理由まで理解することができます。
ILLUST/唐仁原教久
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