Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 月刊GD
  • 【南出仁寛の千日回峰行】Vol.16 スウィングで固まりやすい筋肉はどこ?

【南出仁寛の千日回峰行】Vol.16 スウィングで固まりやすい筋肉はどこ?

シニア入りを機にツアープロ転身を目指す南出仁寛プロの修行の旅。日常生活で起こる「肩こり」や「首のこり」のように、ゴルフのスウィングを繰り返すことで、どこか特定の筋肉が固くなったりす
るのだろうか?

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/GOLF CARE OTSUKA

ゴルフ修行僧/南出仁寛

みなみで・きみひろ。78年生まれ、大阪府出身。06年にプロ転向。元・ドラコン日本記録(432Y)保持者。ドラコン世界大会は11度出場し、最高成績は10位(日本人初トップ10)。シニアツアー出場資格年齢まであと2年

今月の「師僧」/大塚大輔(パワープラント運動療法・代表)

「安全」で「即効性」があり「高い治療効果」を発揮する施術を模索し、1995年に「パワープラント運動法」を確立。以来、プロスポーツ選手が多く来院し、治療実績は300名を超える。柔道整復師、鍼師、あんまマッサージ指圧師。「トレーナーオオツカ整骨院」代表

>>前回のお話はこちら

  • シニア入りを機にツアープロ転身を目指す南出仁寛プロの修行の旅。職業柄なのか、腰痛に悩まされている南出プロ。腰痛にはどういうケアが必要か、また腰痛を軽減するためには、プレー中や普段の生活でどんな点に留意すべきか PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/GOLF CARE OTSUKA ゴルフ修行僧/南出仁寛 みなみで・きみひろ。……

ゴルファーって
筋肉が固まりやすいですか?

南出 大塚先生には個人的に何度か施術してもらって、施術直後はホンマに体が軽くなるんですけど時間が経つとまた元に戻っちゃうんですよね。

大塚 それは、筋肉というのは使えば使うほど硬くなってしまうものなので、南出さんみたいに普段から強い負荷で練習したりする人は、筋肉が固まるのは避けられないんです。筋肉は力を入れて縮めることができますが、力を抜いたら本来は元のしなやかな状態に戻らなくちゃいけない。けれど、ずっと使い続けてしまうと力を抜いても縮みっ放しになるんですね。いわゆる「ロック」がかかった状態です。それを、私の場合は強めに圧迫してほぐしてあげるわけですね。

南出 それがめちゃめちゃ痛いんです(笑)。


大塚 それはその日に効果を出さないと、「次も来よう」とならないですからね。一応、どんな選手にも「痛くていいなら今日治してあげるけど、どうする?」とは聞きますよ。でも、ほとんどの選手が「じゃあお願いします」となる。この間も、山下美夢有ちゃんが渡米前に来て、「痛い、痛い」って言いながら、最後に「また来ます」って(笑)。美夢有ちゃんは高校生のときから通ってくれてますよ。

南出 ゴルファーが特に硬くなりやすい筋肉ってあるんですか。

大塚 それはやっぱり「内転筋」(ももの内側の筋肉)でしょうね。スウィングするときにどうしてもここで踏ん張りますから、練習熱心な選手ほど、硬くなりやすいと言えます。

南出 足首はどうですか?

大塚 元々の可動域のほうが大事ですね。可動域が足りないとバランスが取りにくいです。

南出「そもそもなんで筋肉って硬くなるんですか?」
大塚「スウィングの中で何度も繰り返し使ってしまうからです」

速いスピードでスウィングできる人ほど、下半身のブレーキの力を必要とする。その際に最も使われるのが左右の内転筋(ももの内側の筋肉)。筋肉は使い続けると力を抜いても弛緩しづらくなるため、スウィングを繰り返すほど内転筋は硬くなる

命令が間違っていると
正しく筋肉を動かせない

「テークバックで『肩を回す』イメージの人は、上体の意識が強すぎて下半身がずれやすい(内転筋が使えない)」と大塚氏。「胸を回す」意識だと、しっかり内転筋を使える

内転筋が働かないと
正しいスウィングにならない

プロや上級者はスウィングの特性上、必ず内転筋に強い負荷がかかるが、アマチュアの場合は内転筋を「使えずに」、下半身が揺れてしまうため、意外と内転筋への負担は少ないケースも多い

足首の可動域も重要
自分でチェックしてみよう!

足裏をぴったり地面につけたまましゃがむことができるかどうかチェックしてみる。しゃがめない、またはしゃがめても尻が高い人は足首の可動域が狭い。

南出プロの場合

ひざを抱えるとしゃがめる

中国ツアーで戦う松原隆虎プロの場合

しゃがむことはできるがお尻が低くならない

カラダが硬い担当編集Yの場合

足首だけは十分な可動域があった

月刊ゴルフダイジェスト2026年5月号より